山梨観光の決定版!歴史と絶景を巡るディープな名所5選&裏技ガイド

山梨観光の決定版!歴史と絶景を巡るディープな名所5選&裏技ガイド 観光・レジャー
観光・レジャー

山梨観光といえば、美しい富士山の景色やフルーツ狩りを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、一歩深く踏み込めば、太古の火山活動が作り出した神秘の洞窟や、日本独自の高度な建築技術が光る奇橋、そして地球の鼓動を感じるダイナミックな渓谷など、歴史と自然が織りなす「生きたストーリー」に溢れています。

本記事では、旅行者が絶対に訪れるべき山梨の厳選5スポットをピックアップ。単なる写真映えスポットとしての紹介にとどまらず、施設のディープな歴史的背景、そしてナビやガイドブックには載っていない「現地での賢い立ち回り(駐車場の罠や混雑回避のベストな時間帯)」まで、プロの目線で徹底解説します。

昇仙峡

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📍 住所:日本、〒400-1214 山梨県甲府市高成町

「日本一の渓谷美」と称され、国の特別名勝にも指定されている昇仙峡。荒川が約1,000万年の歳月をかけて花崗岩を深く浸食して作り上げた大自然の芸術です。

【ディープな見どころと歴史】
覚円峰や、日本の滝百選に選ばれている仙娥滝(せんがたき)の迫力は圧巻ですが、実はここ、「水晶発祥の地」でもあります。かつて花崗岩の中から良質な水晶が発掘され、それが現在の「宝石のまち甲府」を支える宝飾産業のルーツとなりました。さらに、金峰山(きんぷさん)を信仰する修験者たちが歩いた「御嶽古道」の一部でもあり、その歴史的価値から日本遺産にも認定されています。渓谷を歩きながら足元の白い花崗岩に目を向けると、地球のロマンを感じずにはいられません。

【旅行者のためのリアルな立ち回り】
紅葉シーズン(11月頃)の週末は周辺道路が非常に混雑します。散策ルートは長いですが、ツウな旅行者の間で鉄板となっているのが「県営無料駐車場に車を停め、行きは路線バスで上流まで移動してロケーションを楽しみ、帰りは渓谷沿いを下りながら徒歩で自然のパワーを堪能する」というルートです。アップダウンのある道を歩くため、スニーカーなどの歩きやすい靴と身軽な装備が必須です。

施設情報

  • 📞 電話番号:
    090-8648-0243
  • ⏰ 営業時間:
    月曜日: 24 時間営業
    火曜日: 24 時間営業
    水曜日: 24 時間営業
    木曜日: 24 時間営業
    金曜日: 24 時間営業
    土曜日: 24 時間営業
    日曜日: 24 時間営業

新倉山浅間公園

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📍 住所:日本、〒403-0011 山梨県富士吉田市浅間2丁目4−1

「富士山・桜・五重塔」という、日本を象徴するアイコンが1枚の写真に収まることで、世界中から観光客が殺到する絶景スポットです。タイの義務教育の教科書や『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』の表紙を飾ったことでも知られています。

【ディープな見どころと歴史】
写真でよく見る「五重塔」は、実は仏塔ではなく、1959年(昭和34年)に富士吉田市内出身の戦没者を祀るために建てられた「忠霊塔」です。かつては訪れる人もまばらな静かな慰霊の場でしたが、インターネットの普及とともにその神々しい景色が世界に拡散され、今や山梨観光で外せない大人気スポットへと変貌しました。

【旅行者のためのリアルな立ち回り】
最大の罠は「訪問する時間帯」と「駐車場」です。山の天気は変わりやすく、正午に近づくにつれて空気が淀み、富士山が霞んで見えなくなる「登山あるある」が発生します。絶景を狙うなら絶対に午前中の早い時間帯を狙いましょう。また、車でアクセスする場合、奥にある駐車場に停めると最大1,500円の料金がかかることがあります。少し離れた神社手前の無料駐車場を利用し、歩くのが賢い選択です。展望デッキへ続く398段の階段(咲くや姫階段)はかなりハードなので、体力に自信がない方は蛇行する迂回の坂道ルートを利用しましょう。

施設情報

  • 📞 電話番号:
    0555-21-1000
  • ⏰ 営業時間:
    月曜日: 24 時間営業
    火曜日: 24 時間営業
    水曜日: 24 時間営業
    木曜日: 24 時間営業
    金曜日: 24 時間営業
    土曜日: 24 時間営業
    日曜日: 24 時間営業

ほったらかし温泉

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📍 住所:日本、〒405-0036 山梨県山梨市矢坪1669−18

甲府盆地を見下ろす山の中腹に位置し、絶景の日帰り温泉として全国的な知名度を誇る「ほったらかし温泉」。日の出とともにオープンし、湯船から朝焼けに染まる富士山を望む体験は、まさに一生の思い出になります。

【ディープな見どころと歴史】
浴場は「こっちの湯」と「あっちの湯」の2種類。「こっちの湯」は富士山を真正面に望む落ち着いた岩風呂で、ほったらかし温泉の歴史はここから始まりました。一方、後から作られた「あっちの湯」は広さが2倍で、甲府盆地の東部と大菩薩嶺を見渡すことができ、夜は「星空が天井」と称される極上の夜景が楽しめます。泉質は強アルカリ性(pH10.1)の単純温泉で、肌の角質を柔らかくし、湯上がりは驚くほどスベスベになります。

【旅行者のためのリアルな立ち回り】
車で向かう際、Googleマップの案内に従うと、対向車とすれ違えないような急斜面の細道を案内されることがあります。必ず道中の「案内看板」に従い、笛吹川フルーツ公園の中を通り抜けるルートを使用してください。日の出営業(季節によりオープン時間は変動、2月は朝6時頃など)に合わせて行く場合、オープン前から50人以上の行列ができることも珍しくありません。また、日の出時に営業しているのは主に「あっちの湯」です。湯上がりには、名物の「温玉あげ」を大自然の風に吹かれながら頬張るのをお忘れなく。

施設情報

  • 📞 電話番号:
    0553-23-1526
  • ⏰ 営業時間:
    月曜日: 5時00分~21時30分
    火曜日: 5時00分~21時30分
    水曜日: 5時00分~21時30分
    木曜日: 5時00分~21時30分
    金曜日: 5時00分~21時30分
    土曜日: 5時00分~21時30分
    日曜日: 5時00分~21時30分

鳴沢氷穴

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📍 住所:日本、〒401-0320 山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢8533

富士の樹海(青木ヶ原樹海)の東口にぽっかりと口を開ける神秘の地下空間。真夏でも内部の気温が平均3度という天然の冷蔵庫です。

【ディープな見どころと歴史】
今から1,150年以上前、西暦864年に起きた「貞観大噴火」によって流れ出した溶岩流(青木ヶ原丸尾)が冷えて固まる際、内部の高温ガスが抜け出してできた全長153mの溶岩洞穴です。国の天然記念物にも指定されています。冷蔵庫がなかった江戸時代には将軍家へ献上する氷の貯蔵庫として、大正・昭和時代には蚕の卵の保管庫として重宝されてきました。地下21mの場所にあるライトアップされた巨大な氷柱は、自然の力の凄まじさを物語っています。

【旅行者のためのリアルな立ち回り】
洞窟内は「ただ歩く」だけではありません。途中、大人が屈まないと通れないほど天井が低い場所があり、アドベンチャー感が満載です。しかし、足元の溶岩は常に濡れており非常に滑りやすいため、ヒールやサンダルは厳禁。必ずグリップの効くスニーカーで挑んでください。また、外との気温差が激しく、夏場は洞窟から出た瞬間にメガネやカメラのレンズが真っ白に曇ります。サクッと回れますが、修学旅行生や外国人観光客の団体と被ると中で渋滞するため、混雑しにくい朝イチの訪問がおすすめです。

施設情報

  • 📞 電話番号:
    0555-85-2301
  • ⏰ 営業時間:
    月曜日: 9時00分~17時00分
    火曜日: 9時00分~17時00分
    水曜日: 9時00分~17時00分
    木曜日: 9時00分~17時00分
    金曜日: 9時00分~17時00分
    土曜日: 9時00分~17時00分
    日曜日: 9時00分~17時00分

猿橋

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📍 住所:日本、〒409-0614 山梨県大月市猿橋町猿橋

山口県の錦帯橋、長野県の木曽の桟(または徳島県のかずら橋)と並び、「日本三奇橋」の一つに数えられる名勝です。エメラルドグリーンに輝く桂川の渓谷美と、歴史的建造物が織りなす絶景は必見です。

【ディープな見どころと歴史】
最大の特徴は、橋を支える「橋脚」が川の中に一本も存在しないこと。鋭く切り立った両岸から「刎木(はねぎ)」と呼ばれる木材を四層に重ねてせり出させ、その上に橋桁を乗せる「刎橋(はねばし)」という極めて珍しい構造をしています。伝説によると、西暦600年頃(推古天皇の時代)に百済からやってきた造園博士・志羅呼(しらこ)が、猿たちが互いに体を連ねて対岸へ渡る姿を見てこの構造をひらめいたとされています。江戸時代の浮世絵師・歌川広重もこの神々しい景観に感動し、『甲陽猿橋之図』という傑作を残しました。

【旅行者のためのリアルな立ち回り】
橋のすぐそばにある「大黒屋」などの店舗前に数台分の無料駐車場があり、そこから徒歩ですぐアクセスできます。橋の造形美を堪能した後は、少し急な階段を降りて川面近くまで行き、下から橋を見上げるアングルでの写真撮影がおすすめ。ただし、柵がない自然の岩場なので転落には十分注意してください。また、晩秋から冬にかけての早朝は、橋の板張りに霜が降りて非常に滑りやすくなっているため、足元には気をつけましょう。

施設情報

  • 📞 電話番号:
    0554-20-1829
  • ⏰ 営業時間:
    月曜日: 24 時間営業
    火曜日: 24 時間営業
    水曜日: 24 時間営業
    木曜日: 24 時間営業
    金曜日: 24 時間営業
    土曜日: 24 時間営業
    日曜日: 24 時間営業

山梨観光をより深く楽しむために

山梨の観光スポットは、ただ「景色が綺麗」というだけでなく、地球のダイナミックな活動(火山の噴火や河川の浸食)と、そこに生きた人々の信仰や知恵が色濃く残っています。
例えば昇仙峡の白い岩肌がどのように削られたのか、鳴沢氷穴がどのような大噴火で生まれたのかを知るだけで、目の前の景色は一気に「生きたストーリー」へと変わります。
旅行の際は、天候や時間帯による見え方の変化を計算に入れつつ、歩きやすい靴と防寒対策を万全にして、山梨のディープな魅力を全身で体感してきてください。

Photo by Karen Z on Unsplash
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