チェンマイ観光名所おすすめ5選!歴史・信仰・ローカルな夜市を巡るディープな旅

チェンマイ観光名所おすすめ5選!歴史・信仰・ローカルな夜市を巡るディープな旅 観光・レジャー
観光・レジャー

「北方のバラ」と称されるタイ第2の都市、チェンマイ。13世紀に栄えたラーンナー王朝の歴史と文化が色濃く残るこの古都は、バンコクの都会的な喧騒とは異なる、穏やかで神秘的な空気に包まれています。

旧市街を囲むお堀と赤レンガの城壁、街の至る所に佇む美しい寺院(ワット)、そして夜になれば多国籍な熱気とランタンの灯りに包まれるナイトマーケット。歴史的遺産と現代のローカルな生活が自然に溶け合う街並みは、訪れる旅行者をたちまち虜にしてしまいます。

この記事では、数あるチェンマイの観光名所の中から「初めてのチェンマイ旅行なら絶対に外せない」のみならず、リピーターでも新たな発見がある主要スポットを5つ厳選しました。単なる基本情報にとどまらず、地元の人々の信仰の深さや、最高に楽しめる時間帯、そして知る人ぞ知るディープな歴史背景まで、熱量たっぷりに解説します。

ワット プラタート・ドーイステープ

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📍 住所:タイ 〒50200 チエンマイ ムアンチエンマイ テーサバーンナコーン・チエンマイ

チェンマイの守護寺院であり、「チェンマイを訪れてこの寺院に行かなければ、チェンマイに来たことにはならない」とまで言われるほど神聖で重要なスポットです。チェンマイ市街の西側にそびえる標高約1,080mのステープ山頂付近に鎮座し、通称「天空の寺院」とも呼ばれています。

この寺院の起源には、神秘的な「白象伝説」が残されています。14世紀、スコータイから持ち込まれた仏陀の遺骨(仏舎利)を背に乗せた白象が、ステープ山を登りきったこの場所で3度鳴いて息絶えたという伝説です。人々はこれを神の啓示と受け取り、その地に仏塔を建立したと言われています。

黄金の仏塔と306段の試練

境内の中心にそびえ立つのは、高さ22mにも及ぶ黄金の仏塔(チェディ)。晴れた日には太陽の光を反射して眩いほどに輝き、息を呑むような美しさを誇ります。参拝者は靴を脱ぎ、蓮の花と線香を手に祈りを捧げながら、この黄金の仏塔の周りを時計回りに3周歩くのが正式な作法です。タイ全土から訪れる熱心な仏教徒の姿も多く、深い信仰の力を肌で感じることができます。

また、境内へ続くアプローチも見どころの一つ。精巧なナーガ(蛇神)の彫刻が施された306段の長い階段を自らの足で登れば、達成感とともにさらに清らかな気持ちで参拝できるはずです。(体力に自信のない方は、往復のケーブルカーを利用することも可能です)

絶景のパノラマビューとアクセスのコツ

境内の一角にある展望テラスからは、チェンマイの市街地から空港までをパノラマで見渡すことができます。特に雲海の広がる早朝や、夕陽に染まる時間は格別の美しさです。

アクセスは、チェンマイ動物園前などから出発する赤いソンテウ(乗り合いタクシー)を利用するか、Grabを手配するのが一般的。ただし、山道はヘアピンカーブが連続するため、乗り物酔いしやすい方は事前に酔い止め薬を飲んでおくことを強くおすすめします。観光客で非常に混み合う日中を避け、静寂と涼しさを味わえる早朝の訪問がベストです。

施設情報

  • 📞 電話番号:
    053 295 003
  • ⏰ 営業時間:
    月曜日: 5時00分~21時00分
    火曜日: 5時00分~21時00分
    水曜日: 5時00分~21時00分
    木曜日: 5時00分~21時00分
    金曜日: 5時00分~21時00分
    土曜日: 5時00分~21時00分
    日曜日: 5時00分~21時00分

ワット チェディルアン

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📍 住所:QXPP+QCQ, 103 Prapokklao Road, Tambon Si Phum, Amphoe Mueang Chiang Mai, Chang Wat Chiang Mai 50200 タイ

チェンマイ旧市街のほぼ中心に位置し、街のシンボルとして圧倒的な存在感を放つのが「ワット チェディルアン」です。寺院名にある「ルアン」とはタイ北部の方言で「大きい」を意味しており、その名の通りかつてはチェンマイ最大の巨大仏塔でした。

1391年、メンラーイ王朝第7代セーンムアンマー王が亡き父を偲んで建立を開始し、15世紀後半の最盛期には高さ約80m超、一辺が約60mという途方もないスケールの仏塔が完成しました。かつてはタイの至宝である「エメラルド仏」が安置されていたほど格式高い場所でした。

廃墟が放つ、抗えない魅力と迫力

しかし、1545年にチェンマイを襲った大地震により、仏塔の上部約30mが崩壊してしまいます。現在は1990年代に修復・補強された高さ約60mの姿をとどめていますが、あえて完全な復元を行わず、崩れ落ちたままの痛々しくも美しい「廃墟の姿」を残しているのが最大の特徴です。

実際に目の前に立つと、剥き出しになったレンガの質感や、基壇部分を飾る象の彫刻群に、数百年という途方もない歴史の重みを感じずにはいられません。煌びやかな寺院が多いタイにおいて、これほどまでに「諸行無常」を体現し、背筋がスッと伸びるような静謐な空気を纏う寺院は稀有です。

観光と信仰の共存

広い敷地内には黄金の涅槃像を祀るお堂や、女性立入禁止の神聖な柱を祀るお堂など、数多くの見どころが点在しています。敷地内ではオレンジ色の袈裟を着た僧侶たちが日常的に行き交い、若き見習い僧と英語で語り合える「モンクチャット(Monk Chat)」というユニークな取り組みも行われています。昼間の青空とレンガのコントラストも素晴らしいですが、夜間は仏塔がライトアップされ、さらに幻想的で荘厳な姿を浮かび上がらせます。旧市街に滞在しているなら、昼と夜の両方訪れてみるのがおすすめです。

施設情報

  • 📞 電話番号:
    097 195 4695
  • ⏰ 営業時間:
    月曜日: 5時00分~22時30分
    火曜日: 5時00分~22時30分
    水曜日: 5時00分~22時30分
    木曜日: 5時00分~22時30分
    金曜日: 5時00分~22時30分
    土曜日: 5時00分~22時30分
    日曜日: 5時00分~22時30分

ワットプラシン

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📍 住所:2 Samlarn Rd, Tambon Si Phum, Amphoe Mueang Chiang Mai, Chang Wat Chiang Mai 50200 タイ

ワット チェディルアンと並び、チェンマイ旧市街で絶対に訪れるべきもう一つの名刹が「ワットプラシン」です。1345年、ラーンナー王朝第5代パーユー王が父の遺骨を埋葬するために建立したのが始まりとされ、現在ではチェンマイで最高位に位置づけられる「第一級王室寺院」の格式を誇っています。

タイ北部で最も崇拝される「シヒン仏」

この寺院の最大の見どころは、境内の奥にある美しいラーンナー建築の「ライカム礼拝堂(ウィハーン・ライカム)」に安置されている「プラ・プッタ・シヒン(通称シヒン仏)」です。スリランカを起源とすると伝わるこの仏像は、タイ北部で最も崇拝されている守護仏の一つ。毎年4月のソンクラーン(タイの旧正月・水かけ祭り)の際には、このシヒン仏が神輿に乗せられてチェンマイ市街をパレードし、市民が聖水をかけて功徳を積むという一大行事の中心となります。

ライカム礼拝堂の内部は、タイの著名な芸術家たちも感嘆したという精緻な黄金の木彫りと、当時の人々の生活やラーンナーの文化が色鮮やかに描かれた歴史的価値の高い壁画で覆われており、まるで美術館のような美しさです。

辰年生まれ必見のパワースポット

境内の西側にそびえる高さ約50mの巨大な「黄金の仏塔(プラマハタート・チェディ)」も見逃せません。実はタイ北部には、自分の生まれ年の干支に縁のある仏塔を巡礼すると大きな功徳が得られるという信仰があり、ワットプラシンの仏塔は「辰年」の巡礼地とされています。辰年生まれの旅行者は、仏塔の前で心を込めて祈りを捧げれば、素晴らしいご利益にあずかれるかもしれません。

境内は広く、美しく手入れされた庭園や、半分がコンクリートで半分が木造という珍しい構造の経蔵(ホートライ)など、見どころが尽きません。タイの歴史と芸術、そして深い信仰心が一堂に会する、チェンマイ観光のハイライトといえる寺院です。

施設情報

  • 📞 電話番号:
    099 249 9395
  • ⏰ 営業時間:
    月曜日: 5時30分~19時30分
    火曜日: 5時30分~19時30分
    水曜日: 5時30分~19時30分
    木曜日: 5時30分~19時30分
    金曜日: 5時30分~19時30分
    土曜日: 5時30分~19時30分
    日曜日: 5時30分~23時00分

ターペー門

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📍 住所:Tha Phae Road, Tambon Chang Khlan, Amphoe Mueang Chiang Mai, Chang Wat Chiang Mai 50200 タイ

チェンマイ旧市街は、正方形のお堀と城壁にぐるりと囲まれた構造をしています。その城壁に設けられた5つの門のうち、最も有名でチェンマイのシンボル的な存在となっているのが、東側に位置する「ターペー門」です。

1296年、ラーンナー王朝の創始者であるメンラーイ王がチェンマイを新たな首都として建設した際、外敵からの防衛のために築かれたのがこの城壁の始まりです。現在のターペー門は、1980年代に歴史的な資料に基づいて当時の姿に再建されたものですが、その堂々たる赤レンガの佇まいは、かつての王都の威厳を今に伝えています。

チェンマイ観光の原点にして最高のフォトスポット

ターペー門の前の広場は、常に世界中からの旅行者と地元の人々で賑わう「街のリビングルーム」のような場所です。特に目を引くのは、広場に集まる無数の鳩たち。赤レンガの歴史的な城壁と青空、そして鳩が一斉に飛び立つ瞬間を狙った写真は、SNSでも定番のチェンマイらしい一枚となっています。(広場には鳩の餌を売るおばちゃんたちもいます)

朝は澄んだ空気の中でランニングや散歩を楽しむ人々が行き交い、夕暮れ時には夕陽に照らされた赤レンガがロマンチックな雰囲気を醸し出します。また、ロイクラトン(ランタン祭り)やソンクラーンなどの大規模なイベント時には、ここがパレードの起点やメイン会場となり、信じられないほどの熱気に包まれます。周辺にはおしゃれなカフェやマッサージ店、両替所も集まっており、チェンマイ散策をスタートする拠点としてこれ以上ない完璧なロケーションです。

施設情報

  • ⏰ 営業時間:
    月曜日: 24 時間営業
    火曜日: 24 時間営業
    水曜日: 24 時間営業
    木曜日: 24 時間営業
    金曜日: 24 時間営業
    土曜日: 24 時間営業
    日曜日: 24 時間営業

チェンマイ ナイトバザール

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📍 住所:Changklan Rd, Tambon Chang Moi, Amphoe Mueang Chiang Mai, Chang Wat Chiang Mai 50100 タイ

歴史ある寺院巡りで心を静めた後は、チェンマイの「夜の顔」である熱気あふれるナイトマーケットへ繰り出しましょう。チェンマイの夜を語る上で絶対に外せないのが、旧市街の東側・チャンクラン通り沿いで毎晩開催される「チェンマイ ナイトバザール」です。

約1kmにわたって続く通り沿いには、無数の露店がずらりと並び、その周囲には「アヌサーン・マーケット」や「カラレ・ナイトバザール」といった屋根付きの巨大な複合マーケットも連結しています。サンデーマーケットなどの週末限定市とは異なり、毎日開催されているため、いつチェンマイを訪れてもこの強烈な活気を体験できるのが魅力です。

多国籍な熱気と屋台グルメのテーマパーク

ナイトバザールの醍醐味は、何といってもその多国籍な雰囲気とストリートフードの数々です。あたり一帯には炭火で豪快に焼かれるシーフードグリルやBBQポークリブの香ばしい匂いが漂い、鉄板で炒められるパッタイの音に食欲が刺激されます。チェンマイ名物のカオソーイはもちろん、フレッシュなマンゴースティッキーライスや、氷の上で冷やされたカラフルなフルーツスムージーなど、食べ歩きの誘惑が尽きません。

ショッピングのラインナップも多岐にわたり、美しいタイシルク、象柄のタイパンツ、精巧なソープカービング、シルバーアクセサリーなど、チェンマイ土産のほとんどがここで揃います。お店の人と笑顔でコミュニケーションを取りながら「ディスカウント(値切り)交渉」を楽しむのも、タイのナイトマーケットならではの醍醐味です。

最高のピークタイムと楽しみ方

お店が完全に開ききり、ランタンの灯りが最も美しく輝く19時〜20時台がピークタイムです。中央の広場では生バンドの演奏やタイ伝統舞踊のショーが行われ、ビールやカクテルを片手に世界中から集まった旅行者たちが夜を謳歌しています。治安も比較的良く、活気に満ち溢れたこの空間は、お腹も心も満たしてくれるチェンマイ滞在のハイライトになること間違いありません。

施設情報

  • ⏰ 営業時間:
    月曜日: 17時00分~0時00分
    火曜日: 17時00分~0時00分
    水曜日: 17時00分~0時00分
    木曜日: 17時00分~0時00分
    金曜日: 17時00分~0時00分
    土曜日: 17時00分~0時00分
    日曜日: 17時00分~0時00分

旅を120%楽しむためのチェンマイ観光Tips

チェンマイの魅力を最大限に味わうために、旅行者が知っておくべき実用的なアドバイスをいくつかご紹介します。

■ 移動手段の最適解
チェンマイにはバンコクのような電車(BTSやMRT)がありません。旧市街の中は徒歩やレンタサイクルでも十分に回れますが、少し離れた場所への移動には配車アプリの「Grab」や「Bolt」が非常に便利で安全です。また、街中を走る赤い乗り合いトラック「ソンテウ」は、ローカル気分を味わうのに最適。乗車前に行き先を告げ、値段を交渉(市街地なら一律30バーツ程度が目安)して乗り込みましょう。

■ 寺院見学の服装とマナー
ワットプラシンやワット チェディルアンをはじめとする神聖な寺院では、露出の多い服装(タンクトップ、キャミソール、ショートパンツ、ミニスカートなど)での入場が厳しく制限されています。タイの猛暑の中では薄着になりがちですが、寺院を巡る日は肩が隠れるTシャツや長ズボンを選ぶか、すぐに羽織れるストールや長袖のシャツ、着脱しやすいタイパンツを必ず持ち歩くようにしましょう。

■ 気候と暑さ対策
チェンマイは山に囲まれた盆地であるため、日中は強烈な暑さになります。無理なスケジュールを詰め込まず、最も暑いお昼の13時〜15時頃は、冷房の効いたお洒落なカフェで一休みするか、ホテルに戻ってプールや昼寝で体力を回復させるのが「タイ流」の賢い過ごし方です。涼しくなる夕方から、再びナイトマーケットやライトアップされた寺院へ繰り出しましょう。

歴史の深みとローカルな人々の温かさ、そして夜の圧倒的な熱気。チェンマイは、知れば知るほど奥が深く、何度でも戻ってきたくなる魔法のような都市です。ぜひご自身の足で歩き、五感を開いて、この古都のディープな魅力を味わい尽くしてください。

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