【エジプト・アレクサンドリア】地中海の真珠を巡る!絶対外せない厳選観光名所4選とリアルな歩き方

【エジプト・アレクサンドリア】地中海の真珠を巡る!絶対外せない厳選観光名所4選とリアルな歩き方 観光・レジャー
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エジプトと聞いて真っ先に思い浮かぶのはピラミッドや砂漠かもしれませんが、北部の地中海沿いに位置する「アレクサンドリア」は全く異なる顔を持つ魅惑の港町です。紀元前4世紀にアレクサンドロス大王によって開かれ、プトレマイオス朝時代にはクレオパトラが暮らした場所として知られ、その美しさから「地中海の真珠」とも称されています。

古代エジプト、ギリシャ、そしてローマという3つの偉大な文化が融合したこの街には、他の都市では絶対に味わえない独特の空気感とロマンが漂っています。今回は、数ある観光スポットの中から「ここだけは絶対に見逃せない」という4つの名所を厳選しました。単なる歴史の解説にとどまらず、現地での立ち回りやディープな見どころなど、旅行者が本当に知りたいリアルな情報をお届けします。

Qaitbay Citadel

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📍 住所:السيالة شرق، قسم الجمرك،، As Sayalah Sharq, Al Gomrok, Alexandria Governorate 5321431 エジプト

地中海に突き出した半島の先端にそびえ立つ「カイトベイ要塞」は、アレクサンドリアのシンボルとも言える美しい建造物です。実はこの場所、かつて「世界の七不思議」の一つに数えられた巨大な『アレクサンドリアの大灯台』が建っていた跡地。14世紀の大地震で大灯台が崩壊したのち、15世紀後半にマムルーク朝のスルタン・カイトベイが大灯台の建材を再利用してこの堅牢な要塞を築き上げました。

真っ白な外観が地中海の青い海と空に映え、外から眺めるだけでも絵になるスポットですが、中に入るとさらに驚きが待っています。内部は3階建てで、敵の侵入を防ぐための入り組んだ通路や、熱した油を落とすための穴、兵士が祈りを捧げたモスクの跡などがあり、まるでRPGのダンジョンを冒険しているような没入感を味わえます。

見どころはなんと言っても、窓や城壁の上から見渡す地中海とアレクサンドリアの街並みの絶景です。海風を感じながらの散策は非常に心地よく、晴れた日の午後や夕暮れ時の訪問が特におすすめ。入り口でクレジットカードを使ってスムーズにチケットを購入できるのも旅行者には嬉しいポイントです。なお、足元がツルツルして滑りやすい階段や薄暗い場所もあるため、歩きやすい靴で訪れましょう。

Catacombs of Kom el Shoqafa

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📍 住所:12 متفرع من ش، Ras at Tin, Port al-Basal, Alexandria Governorate 5341042 エジプト

コム・エル・シュカファのカタコンベは、1900年に「ロバが深い穴に落ちた」ことをきっかけに偶然発見されたというユニークなエピソードを持つ、エジプト最大の地下共同墓地です。2世紀頃の裕福な一族のお墓として造られ、その後300体以上のミイラが共同埋葬される場所へと拡張されました。

深く掘られた螺旋階段を降りていくと、一気に空気がひんやりとし、古代の息吹を感じる圧巻の地下空間が広がります。地下3階まで構造がありますが、最下層は地下水で浸水しているため、見学できるのは地下1階と2階部分です。複雑に入り組んで見えますが、順路は分かりやすく迷子になる心配はありません。

ここの最大の特徴であり絶対に見逃せないのが、「エジプト・ギリシャ・ローマ」の3つの文化が見事に融合した独特の美術様式です。例えば、古代エジプトの死者の神であるアヌビス神がローマ兵の鎧を着ていたり、入り口にギリシャ神話のメドゥーサのレリーフが彫られていたりと、世界中を探してもアレクサンドリアでしか見られない不思議な世界観が広がっています。周辺エリアは少しローカル色が強く、歩き慣れないと不安を感じる方もいるため、アクセスには配車アプリ「Uber(コンフォートクラス)」を利用してドア・ツー・ドアで向かうのが安全かつスマートです。

Greco-Roman Museum

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📍 住所:Al Mesallah Sharq, Al Attarin, Alexandria Governorate 5372053 エジプト

古代アレクサンドリアの歴史を深く知る上で絶対に外せないのが「グレコ・ローマン博物館」です。実はこの博物館、大規模な修復・増築工事のために2005年から長期閉鎖されていましたが、18年もの年月を経た2023年秋に待望のリニューアルオープンを果たしたばかりの最新注目スポットです。

ギリシャ神殿を思わせる荘厳な入り口を抜けると、広々として清潔な館内に約1万点もの貴重な遺物がテーマごとに展示されています。アレクサンドロス大王の彫像や、あの絶世の美女クレオパトラ7世の頭部像、そして古代エジプトで信仰された聖なる牛「アピス神」の巨大な黒い像などは圧倒的な存在感を放っています。さらに、地殻変動で海に沈んでしまった古代都市「ヘラクレイオン」などから引き揚げられた海底遺跡の遺物も展示されており、ロマンを掻き立てられます。

改装されて館内は非常に快適で、スマホであれば写真撮影も自由に楽しめます(一眼レフなどの大型カメラは持ち込みに制限があるため注意)。ただし、エジプトの観光地らしく、館内にはスタッフが多数配置されており「あっちから見なさい」と順路を熱心に指示してくることも。自分のペースでゆっくり鑑賞したい場合は、笑顔でかわしつつ見学するのが現地の空気を楽しむコツです。所要時間は最低でも1時間半〜2時間は確保しておきましょう。

Alexandria Ancient Roman Theater

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📍 住所:Ismail Mahana Road أمام محطة مصرالسكة الحديدية، Kom Ad Dakah Gharb, Al Attarin, Alexandria Governorate 21517 エジプト

アレクサンドリア中央駅(マスル駅)から徒歩5分という、市街地のど真ん中に突如として現れるのが「ローマ円形劇場」の遺跡です。エジプト国内で唯一発見されているローマ様式の円形劇場で、1960年に政府のビルを建設しようと瓦礫の丘(コム・エル・ディッカ)を取り除いていた際に偶然発掘されました。

白い大理石で作られたこの劇場は2世紀から4世紀にかけて使用されたと考えられており、約800人を収容できる規模を誇ります。音楽の演奏会や会議、あるいは学校の講義室としても使われていたとされ、中心の舞台に立って声を出すと、現在でも驚くほど綺麗に音が反響する構造になっています。遠くから見るとこぢんまりして見えますが、実際に座席の近くに立ってみるとその重厚感とスケールに圧倒されます。

敷地内には円形劇場の他にも、フィットネスルームやサウナを備えていた「ローマ時代の公衆浴場」の跡地や、色鮮やかな鳥が描かれた精緻な「鳥のヴィラのモザイク画」なども良好な状態で保存されています。周囲を近代的なマンションや賑やかな街の喧騒に囲まれながら、植物に彩られた遺跡エリアだけが静寂に包まれており、不思議なタイムスリップ感を味わうことができるおすすめのオアシス的スポットです。

【コラム】アレクサンドリア観光を安全・快適に楽しむためのリアルな知恵

エジプト旅行において、アレクサンドリアはカイロに比べて海風が心地よく、街歩きが楽しいエリアですが、いくつか旅行者が陥りやすい罠や注意点があります。

まず、各観光地での「チケット購入」についてです。エジプトの観光施設では、公式のチケット売り場から少し離れた場所で、公的なスタッフのふりをして高額な料金(エジプトポンドではなくドル払いを要求するなど)を吹っかけてくる人物に遭遇することがあります。アレクサンドリアに限らず、必ず「公式のチケットオフィス窓口」であることを確認し、怪しい案内人にはついて行かないよう自衛しましょう。カイトベイ要塞などの主要施設ではクレジットカード決済が普及していますが、現金(エジプトポンド)しか受け付けない小規模な施設やチップ文化もあるため、細かい現金は常に持ち歩くのが鉄則です。

また、市内移動の足として「Uber(ウーバー)」の活用を強く推奨します。流しのタクシーでの料金交渉のストレスを無くせるだけでなく、治安面に少し不安が残る下町エリア(カタコンベ周辺など)へも安全かつ迷わずアクセスできます。少し奮発して「Uber Comfort」を選べば、エアコンの効いた快適な車内で長距離移動も苦になりません。

歴史と絶景、そして美味しいシーフードが待つ地中海の真珠、アレクサンドリア。ぜひ万全の準備をして、この街ならではの深い魅力を堪能してください。

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