天王寺・あべのエリアは「アジア食材」の隠れた宝庫!
大阪の南の玄関口である天王寺・あべのエリア。巨大なショッピングモールや百貨店が立ち並ぶ洗練された街の顔を持つ一方で、少し足を伸ばせば、留学生や在住外国人が日常的に通うディープな多国籍カルチャーが根付いています。
今回は、そんな天王寺周辺エリア(阿倍野、新世界、桃谷)から、本格的なアジアの味を自宅で再現したい料理好きの地元民や、故郷の味を求める中長期滞在者に向けて、絶対に外せない「アジアンスーパー」を3店舗厳選しました。
台湾のトレンド最前線を感じられるお洒落なセレクトショップから、日本語がほとんど飛び交わないガチの多国籍市場、そしてスパイスカレー沼の住人が歓喜するネパール食材店まで。各店舗の魅力と、リアルな買い物体験をお届けします!
神農生活 近鉄あべのハルカス店
📍 住所:日本、〒545-8545 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1−43 あべのハルカス近鉄本店タワー館10階
あべのハルカス近鉄本店の10階に広がる「神農生活(しんのうせいかつ)」は、台湾にある人気ライフスタイルショップの海外1号店です。洗練されたウッド調の店内には、台湾の昔ながらの暮らしの道具や、可愛らしいパッケージの食品、日本では珍しい調味料がずらりと並び、まるで台湾旅行でお土産選びをしているかのようなワクワク感を味わえます。
地元人やリピーターから熱烈な支持を集めているのが、神農生活オリジナルの万能調味料たち。特に、ホキの魚卵を漬け込んだ「魚卵醤」は、プチプチとした食感と甘辛い味付けがクセになり、ご飯のお供として絶大な人気を誇ります。また、混ぜ麺用の乾麺や、スパイスが効いた辣豆板醤など、いつもの自炊をワンランク引き上げてくれるアイテムも豊富。生地のホロホロ感とパイン餡のしっとり感が絶妙な「天一製菓」のパイナップルケーキや、定番の台湾ビールも揃っています。
店内には、台湾の家庭料理が楽しめるレストラン「食習」や、100種類以上の台湾茶を選べる「Oolong Market 茶市場」も併設されており、買い物の前後にゆったりと台湾グルメを堪能することも可能。輸入規制の壁により入荷待ちの商品もありますが、定期的に商品ラインナップがアップデートされるため、何度足を運んでも新しい発見があるスポットです。
アジアスーパー 亜洲市場
📍 住所:日本、〒556-0003 大阪府大阪市浪速区恵美須西3丁目2−4 栄光キリストビル 1階
天王寺駅から一駅、ディープな新世界エリア(恵美須町駅・動物園前駅周辺)に位置する「アジアスーパー 亜洲市場」は、ベトナム、中国、韓国の食材を中心に扱う多国籍スーパーです。駐車場もトイレもなく、日本向けにアレンジされた商品もほぼ置いていないという潔さが、まさに「現地のリアル」を感じさせます。
ここの最大の魅力は、圧倒的な「ガチ感」。豚肉のあらゆる部位が揃う精肉コーナーや、八角、花山椒、五香粉、四川唐辛子といった本格的な香辛料がズラリと並ぶ棚は圧巻です。火鍋の素も種類豊富で、ラム肉など日本の一般的なスーパーでは手に入りにくい食材も調達可能。「アジア版カルディの超ディープ版」として、スパイス料理好きの地元民から熱い視線を集めています。
店内に日本語表記は少なく、スタッフの接客も日本的な「おもてなし」とは少しベクトルが異なり、かなりクセ強め。しかし、それも含めて海外のローカルマーケットに迷い込んだかのようなスリリングな買い物が楽しめます。店頭に並んでいない商品でも、オンラインショップにあるものであれば奥から出してきてくれることもあるので、探している食材があれば思い切って声をかけてみるのがコツ。PayPayなどのコード決済に対応している点も地味に嬉しいポイントです。
ダイナミックネパールマート
📍 住所:日本、〒544-0034 大阪府大阪市生野区桃谷1丁目10−31
天王寺区のお隣、生野区・桃谷の商店街にある「ダイナミックネパールマート」は、ネパールやインド、南アジアの食材が所狭しと並ぶ専門店です。一歩足を踏み入れると、カレーの香辛料や、数え切れないほどの豆類、バスマティライスなどのエスニック食材が目に飛び込んできます。
ここでは、流行りのスパイスカレー作りに必要な基本のスパイスが驚くほどリーズナブルに揃います。特にハラール食品の充実ぶりは目を見張るものがあり、ハラール認証のインスタントラーメンが1つ60円など、物価高を忘れさせる驚異の価格設定。留学生や在住外国人にとって、まさに命綱とも言えるお店です。
さらに面白いのが、食料品にとどまらないカオスな品揃えとサービス。店頭にはネパール製と思われるダイヤモンド圧力釜が置かれているかと思えば、中古スマホの修理・販売、さらには国際送金サービスまで取り扱っています。関西のローカル番組でも「大谷翔平似のイケメン外国人店員がいる」と紹介され話題になったほか、大阪弁が堪能な可愛らしいおばちゃんスタッフがいたりと、地域にしっかりと溶け込んでいる温かいコミュニティの場でもあります。近隣なら電動自転車で爆速配達してくれるというローカル感もたまりません。
まとめ:アジア食材買い出しのコツと心得
天王寺・あべの周辺エリアのアジアンスーパーは、店舗ごとに強みとなる国やジャンルがはっきりと分かれています。台湾の洗練された文化に触れたいなら「神農生活」、中華やベトナムのガチ食材で火鍋を楽しみたいなら「亜洲市場」、そしてスパイスカレー作りに燃えているなら「ダイナミックネパールマート」と、目的に応じて使い分けるのがベストです。
買い出しに行く際は、においの強い香辛料や冷凍食品、汁漏れしやすいキムチなどを買う可能性が高いため、密閉できるタッパーやジップロック、そして大きめの保冷バッグを持参することを強くおすすめします。また、現地のスーパーそのままの接客スタイルのお店もあるため、「ここは大阪にあるアジアなのだ」と割り切って、その異国情緒そのものを楽しむ心の余裕を持つと、買い物が何倍も面白くなりますよ!
