ホーチミンから車や高速船で約2時間。週末のショートトリップ先としてローカルにも海外旅行者にも大人気のビーチリゾートが「ブンタウ」です。
海鮮グルメや広大なビーチなど見どころの多い街ですが、中でも絶対に外せない観光名所が、街全体と青い海をパノラマで見渡せる絶景スポット「ブンタウ灯台(Vung Tau Lighthouse)」です。今回は、単なる景色にとどまらない灯台の歴史から、アクセス時の注意点、そして麓で絶対に食べて帰るべき超ローカルグルメまで、旅行者が本当に知りたいリアルな情報を深掘りしてご紹介します。
Vung Tau Lighthouse
📍 住所:40 Hải Đăng, Phường 2, Vũng Tàu, Hồ Chí Minh, ベトナム
ブンタウ灯台は、1862年にフランス人によって建設された「ベトナム最古の灯台」のひとつです。当初の目的は南シナ海を行き交う船を安全に導くことでしたが、1913年に再建されて現在の標高約170mの小山(Tao Phung山)の頂上に移設されました。真っ白に塗られた高さ18mの円柱形のタワーは、青い空と海のコントラストに美しく映え、ブンタウのシンボルとして愛されています。
最大の見どころは、なんといっても灯台からの眺望です。灯台内部にある55段の螺旋階段を登ってバルコニーに出ると、そこにはブンタウの市街地、緩やかにカーブする海岸線、そして果てしなく広がる海が織りなす360度のパノラマビューが待っています。日中の真っ青な海を眺めるのも素晴らしいですが、夕暮れ時には街がオレンジ色に染まるロマンチックな景色を楽しめるため、夕方を目指して訪れるのもおすすめです。
敷地内には、フランス統治時代の面影を残す建築物や、地元の人々のために作られた容量1,000立方メートルにも及ぶ巨大な雨水貯水槽などがあり、歴史の息吹を感じることができます。また、高台の観光地でありながら、有料(少額)で利用できる清潔なトイレが完備されている点も、海外旅行者にとっては非常にありがたいポイントです。
絶対に立ち寄りたい!麓の絶品ヨーグルト&半熟卵店
ブンタウ灯台を訪れた旅行者が、「景色と同じくらい最高だった!」「これを食べずに帰ったら後悔する」と口を揃えるのが、灯台の麓(少し下った山道沿い)にあるローカルなお店です。中でも有名なのが「Yaourt Cô Tiên(ヤオ・コー・ティエン)」などの売店。
ここの名物は、手作りの「ヨーグルト」と「半熟ゆで卵(温泉卵)」という、一見すると不思議な組み合わせです。ヨーグルトは飲むヨーグルトに近いトロトロの柔らかさで、優しい甘さが歩き疲れた体に染み渡ります。そしてもうひとつの主役である半熟卵は、絶妙な茹で加減で少し硬めのトロリとした食感。ベトナム定番の塩コショウとライムの調味料をつけて食べると、いくつでも食べられてしまうほどの美味しさです。プラスチックの低い椅子に座って、ローカルに混ざって風を感じながら味わうおやつタイムは、ブンタウ観光の忘れられない思い出になるはずです。
アクセスと混雑回避のコツ(旅行者向けのリアルな立ち回り)
絶景とグルメが揃うブンタウ灯台ですが、アクセスには少し注意が必要です。山の頂上へ向かう道は非常に狭く曲がりくねっており、週末や夕方などのピーク時にはタクシーや車で向かうとひどい渋滞(トラフィックジャム)に巻き込まれる可能性があります。
最もおすすめのアクセス方法は「レンタルバイク(スクーター)」を利用することです。頂上付近には5,000VND(約30円)で停められる駐輪場があります。Grabの車でも灯台のすぐ下まで行くことは可能ですが、混雑を避けるなら平日の午前中など、時間をずらして訪問するのがベストです。
また、体力に自信がある方やのんびり散策したい方は、麓から歩いて登るのも一つの手です(街から徒歩30分程度)。実際、帰りはGrabなどの車が捕まりにくいため、木陰が続く山道を景色を楽しみながら歩いて下山する外国人旅行者も多く見かけます。道中は日差しを遮る場所が少ないため、帽子や水分補給などの熱中症対策を万全にして、ブンタウ随一の絶景を満喫してください。
