高円寺でアジアンな熱気を感じるローカルショッピング
サブカルチャーや古着の街として知られる高円寺ですが、実は中長期滞在の留学生や現地出身者が集い、リアルなアジアンコミュニティが根付く街でもあります。特に自炊派にとって、本国の味を再現できるスパイスや調味料の調達は日々の生活における死活問題です。
今回は、高円寺エリアで絶対に外せないマニアックなベトナムスーパーから、日々の食卓を支える超コスパの生鮮スーパー、そして買い出しのついでにふらっと寄りたいディープな本格ベトナム料理店まで、地元民や在留者目線の実用的な情報をまとめました。現地の空気感を味わいながら、賢く美味しいローカル生活を楽しみましょう。
greenmart
📍 住所:日本、〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2丁目2−15 ポルトボヌール 102
高円寺エリアで本格的なベトナム食材を探すなら、真っ先に訪れるべきなのが「greenmart」です。店内に入ると、日本の一般的なスーパーでは絶対に見かけない調味料やスパイス、お菓子が所狭しと並んでおり、まるでベトナム現地のローカル市場に迷い込んだかのようなワクワク感に包まれます。
特筆すべきは、その圧倒的な「本気度」です。ベトナム料理に欠かせないヌクマム(魚醤)や各種ソース類はもちろんのこと、バインセオミックス、ベトナム風練乳、さらには丸ごとのドリアンや冷凍肉まで、現地の食卓を支えるあらゆるアイテムが揃っています。中でも、モチ米のようにもっちりとした食感が楽しめる「真空パックのトウモロコシ」や、甘くて美味しい「冷凍のチェー(ベトナム風ぜんざい)」は、常連客の間で隠れた人気商品となっています。
初めての訪問でどれを買うべきか迷っても心配ありません。日本語が堪能な店主や、買い物に来ている現地のベトナム人客が気さくに教えてくれるアットホームな雰囲気が魅力です。北部・中部・南部で異なる味付けの好みや、ニッチな香辛料の使い方など、現地人ならではのリアルな知識を直接聞くことができます。営業時間は「10時オープン」といいつつ、お昼過ぎまで開かない日もあるなど、良くも悪くも東南アジアらしいマイペースな時間感覚すらも、現地のリアルを感じさせてくれます。
新鮮大売 ユータカラヤ 高円寺店
📍 住所:日本、〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目21−17 レインパレス高円寺 1F
本格的なスパイスや調味料をgreenmartで手に入れたら、料理のベースとなる新鮮な食材はこちらで調達するのが高円寺ローカルの鉄則です。ユータカラヤは、地元民が「毎日のように利用している」と口を揃えるほど、圧倒的なコストパフォーマンスを誇る生鮮スーパーです。
ベトナム料理を作る際には、たっぷりのパクチーなどの葉物野菜や、フォーの出汁をとるための鶏肉・牛肉、そして豚バラブロックなどが大量に必要になります。駅前の八百屋をも凌ぐほどの鮮度と安さを兼ね備えたユータカラヤなら、自炊の食費を大幅に抑えることが可能です。プリンやゼリーといったデザート類も格安で揃うため、お買い物終わりのちょっとしたご褒美にもぴったりです。
ただし、お会計は「現金のみ」となっている点には要注意です。キャッシュレス派の方は、必ず事前にお財布の中身を確認してから訪れましょう。また、夕方の時間帯はレジに長蛇の列ができるほど混雑するため、時間に余裕を持って行くか、少しピークをずらすのが賢い買い物のコツです。忙しい時間帯でも、店員さんがいつも親切で温かい対応をしてくれる点も、地域で長く愛されている理由のひとつです。
西友高円寺店
📍 住所:日本、〒166-0003 東京都杉並区高円寺南3丁目47−8 高円寺ニューナショナルコート
高円寺での生活において、深夜のアルバイト帰りや、うっかり買い忘れがあった際に非常に頼りになるのが「西友高円寺店」です。中型スーパーでありながら、24時間営業という抜群の利便性を誇り、時間が不規則な留学生や中長期滞在者にとっての心強いベースキャンプとなっています。
日用品からパン、お弁当、マスクなどの消耗品まで幅広い品揃えがあり、日常のあらゆる場面で活躍します。ちなみに、地下の食品フロアは「夏でも氷点下に感じる」と言われるほど冷房が強く効いていることがあるため、長時間の買い物をする際は軽く羽織るものを一枚持っていくと安心です。
チョップスティックス 高円寺本店|Chopsticks Koenji
📍 住所:日本、〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目22−8
食材の買い出しを終えたら、ぜひランチや夕食に立ち寄りたいのが「チョップスティックス 高円寺本店」です。かつての市場の跡地を利用したディープな飲食街「大一市場」の中にあり、一歩足を踏み入れると、トタンやむき出しの壁が織りなす空間が広がり、まさにベトナム現地の路上屋台に迷い込んだかのような感覚に陥ります。
このお店の最大の特徴は、日本で初めて「国産米を使った生麺フォー」を開発したことです。乾麺にはない、ツルッとなめらかでモチモチとした食感の麺に、化学調味料を一切使用せず昆布などで旨味を丁寧に引き出したスープが絡み合う一杯は絶品です。八角のクセも強すぎず、日本人でも現地のベトナム人でも美味しく食べられる絶妙なバランスに仕上がっています。
フォー以外にも、プリプリの生春巻きやパリパリのバインセオ、そして香ばしいナッツが効いた越南鶏飯(コムガー)など、多彩なベトナム屋台メニューが揃っています。昼間からベトナム風の氷入りビール(ビアダー)を片手に、市場の喧騒を感じながらのんびりと食事を楽しむことができ、高円寺にいながらちょっとした異国情緒を味わえる名店です。
ベトナム料理ヒヨコ – Vietnamese Food(高円寺)
📍 住所:ミクラビル B1(地下1階, 2丁目-8-12 高円寺北 杉並区 東京都 166-0002 日本
高円寺駅北口から徒歩1分という好立地にありながら、ビルの地下1階にひっそりと店を構える「ベトナム料理ヒヨコ」。表の看板を見つけて勇気を出して地下へ降りると、そこには本場ハノイ(北部)の味を提供する、アットホームでディープな空間が広がっています。
このお店でぜひ頼みたいのが、口コミでも「今まで食べた中でナンバー1」と絶賛される「ハノイ風揚げ春巻き」です。日本の一般的な中華春巻きとは異なり、独自の皮でひき肉などを包みカリッと揚げた一品は、甘酸っぱい特製タレとの相性が抜群。さらに、メニューにはカエルやタニシといった日本では滅多にお目にかかれない現地の珍しい食材も並んでおり、食の冒険を楽しみたい方にはたまりません。
夜遅くまで営業しており、ベトナムのお酒「タオメオ」のソーダ割りを片手にちょっと一杯飲みたい時や、お惣菜としてテイクアウトを利用したい時にも最適です。貸切宴会なども行われており、留学生や現地出身者たちの憩いのコミュニティとしても機能している、知る人ぞ知る穴場スポットです。
高円寺で楽しむベトナム流・ローカル買い物のコツ
高円寺で自炊や生活をより充実させるための最大のポイントは、「専門スーパーと一般スーパーの使い分け」です。「greenmart」でニッチなスパイスや現地の冷凍食材をまとめ買いし、毎日の食事に必要な大量の野菜やお肉は「ユータカラヤ」で賢く安く調達する。そして深夜の急用には「西友」を頼るという買い物ルートを確立すれば、日本にいながらにして豊かでリーズナブルなアジアン食生活を実現できます。
そして、買い出しに疲れたら「大一市場」のチョップスティックスや、地下に潜むヒヨコで本場の味に舌鼓を打ってみてください。高円寺に息づくディープなローカルコミュニティの空気に触れることで、日々の生活がさらに楽しくなるはずです。
