梨泰院で母国の味に出会う!ローカルな買い物ガイド
韓国・ソウルでの生活や長期滞在が長くなると、「韓国料理以外の本格的なエスニック料理を作りたい」「母国の味が恋しい」と感じる瞬間があるのではないでしょうか。そんなときに足を運びたいのが、多国籍な文化がカオスに混ざり合う街・梨泰院(イテウォン)です。
本記事では、本格的なスパイスやハラール食材が手に入るアジアンスーパー「フォーリンフードマート」と、レトロでディープな魅力を持つ老舗「梨泰院市場」をピックアップ。短期の観光旅行ではなかなか踏み込めない、地元民や留学生のリアルな買い物事情や相場感、現地ならではの注意点までを詳しくご紹介します。
フォーリンフードマート
📍 住所:137-8 Itaewon-dong, Yongsan District, Seoul, 大韓民国
地下鉄6号線・梨泰院駅の3番出口から韓国イスラム教ソウル中央聖院(モスク)へ向かって急な坂を登る途中にある、知る人ぞ知る大型食料品店です。中東圏(アラブ、トルコ、アフガニスタンなど)の食材をはじめ、東南アジアのスパイスや調味料、インドのレトルト食品など、世界中のローカルフードが所狭しと並んでいます。店内は商品が密集しており少し狭くて窮屈な印象を受けますが、韓国の地元民だけでなく様々な国籍のお客さんで賑わっており、通路を歩くだけで異国に迷い込んだような熱気を感じられます。
中長期滞在者や留学生にとって、自炊で「母国の味」や「本格的なエスニック料理」を再現するための駆け込み寺のような存在です。特にハラール認証の肉(鶏肉や羊肉など)を日常的に手頃な価格で購入できるため、ムスリムの友人と一緒に買い物をするのにも最適。ココナッツスナックやニッチな調味料の場所がわからなくても、親切な店員さんがその場まで案内してくれるアットホームな温かさも魅力です。賞味期限の長いグロサリー商品も多く、まとめ買いに向いています。
ただし、買い物時に一つだけ気をつけてほしい「リアルな注意点」があります。それは、ほとんどの商品に値札が貼られていないこと。お会計の際、レジのスタッフが高価な商品を誤って2回、3回と重複してスキャンしてしまうミスが時折発生しています。請求額が想定より膨らむのを防ぐため、買い物が終わったら必ずその場でレシートの項目と点数を念入りに確認するようにしましょう。
梨泰院市場
📍 住所:6 Itaewon-ro 14-gil, Yongsan District, Seoul, 大韓民国
梨泰院エリアの路地裏にひっそりと佇む、1959年創業の老舗マーケットです。建物の1階と地下1階に約80店舗が密集しており、日本では「ニュー新橋ビル」のような昭和レトロでディープな空気が漂っています。韓国の華やかなドラマのイメージを抱いて訪れると、少し寂れた雰囲気や、路地に散見されるゴミにギャップを感じるかもしれません。しかし、そのリアルな生活感と「坂の多い街並み」こそが、梨泰院という街の飾らない歴史を物語っています。
かつては生鮮食品も扱う総合市場でしたが、現在は外国人向けの大きなサイズの洋服、ヴィンテージ品、靴、カバン、そして韓国の伝統工芸品などが中心となっています。また、日用雑貨から食品までをアメリカンスタイルの大きな販売単位(バルク)で扱う大規模な量販店コーナーもあり、日用品を安くまとめ買いしたい中長期滞在者にとって非常に実用的なスポットです。
観光地化された有名市場とは異なり、しつこい客引きが全くないのも嬉しいポイント。自分のペースでのんびりと掘り出し物を探すことができます。昼間は人が少なく静かなことが多いですが、夕暮れ時から夜にかけては周辺の飲食店街とともに独特の風情ある雰囲気を醸し出し、ディープな散策を楽しむにはうってつけの場所です。
【お役立ち】梨泰院でディープな買い物を成功させるコツ
梨泰院でのショッピングは、一般的な韓国旅行のガイドブックには載っていないような、現地の生々しい生活と多国籍な文化に直接触れられる貴重な体験です。特にフォーリンフードマートなどでスパイスや重い瓶詰めの調味料、大容量のお肉などを購入する場合、持ち帰りの袋が破れやすいため、丈夫なマイエコバッグを持参することを強くおすすめします。
また、梨泰院エリアは全体的に起伏の激しい急な坂道が多く、モスクや市場周辺の路地裏に入ると舗装が荒い場所もあります。たくさん買い出しをする予定の日は、ヒールやサンダルは避け、歩きやすくて汚れてもいいスニーカーで訪れるのが鉄則です。韓国語と多様な言語が飛び交う、少しカオスでエネルギーに満ちたこの街の空気を、ぜひ全身で楽しんでみてください。
