ホイアン市場
📍 住所:19 Trần Phú, Old Town, Hội An, Đà Nẵng, ベトナム
15世紀から17世紀にかけて、海のシルクロードの中継地であり国際貿易港として栄えたホイアン。日本とも深いつながりを持っていたこの街は、1999年に「ホイアンの古い町並み」として世界文化遺産に登録されました。その旧市街の中心部に位置し、かつての繁栄の面影と現在の人々の熱気を同時に感じられるのが「ホイアン市場」です。
早朝から日没まで地元のベトナム人や外国人旅行者で賑わうこの場所は、まさに「世界遺産の台所」。建物の内外には無数の店舗や露店がひしめき合い、生鮮食品や香辛料、日用品からお土産まで、ありとあらゆるものが揃う巨大なカオス空間を形成しています。
観光地化が進むホイアンにあって、市場の内部はローカルの熱量が色濃く残るディープなエリアです。特に建物内の肉売り場は、ダンボールの上に肉がダイナミックに並べられ、薄暗さと相まって独特の生々しい匂いが漂います。観光客は少なく足を踏み入れるのをためらう方もいるかもしれませんが、地元民のリアルな生活と食文化を肌で感じられる、市場ならではのディープな見どころと言えるでしょう。また、大雨で街が水没するような大洪水に見舞われた際にも、水の引き始めた翌朝には猛烈な勢いで復旧作業が行われ、昼には商売が再開されるという、ベトナムの人々の凄まじい生命力と商魂を目の当たりにできるエネルギッシュなスポットでもあります。
活気を感じるなら「朝」!絶品南国フルーツを満喫しよう
ホイアン市場の熱気を最大限に味わうなら、圧倒的に「朝方」の訪問がベストです。早朝に通ると、市場の外の路上一帯に青空市場が広がり、農家から持ち込まれた新鮮な野菜やフルーツを買い求める仕入れの人々で溢れかえっています。
フルーツ目当ての旅行者にとっても、ここはまさに天国。マンゴーやマンゴスチン、ドラゴンフルーツなどが山積みになっています。大きな実をその場で切ってもらい、フレッシュなドラゴンフルーツを頬張れば、スーパーのものとは一線を画す高い香りとシャキシャキとした食感に驚くはず(むっちりした食感が好きな方は少し時間を置いたものを好むなど、食べ比べも楽しいポイントです)。ドリアンに挑戦するなら、シャリシャリに冷えているものを選ぶと匂いも抑えられ食べやすくおすすめです。
もしお目当てのフルーツが見つからない時は、思い切ってお店の人に聞いてみましょう。売っている場所を親切に教えてくれたり、試食させてくれることもあります。基本はキロ売りですが、「マンゴスチン3つだけ」といった少量の交渉にも応じてくれることが多いので、旅行中のビタミン補給にぴったりです。
可愛いカゴバッグからオーダーメイドまで!ショッピングの極意
ホイアン市場は食材だけでなく、雑貨や衣類などのショッピングスポットとしても優秀です。特にベトナムらしい「ざる」や可愛い「カゴバッグ」などの編み物細工は、日本で購入するよりもはるかに安く手に入ります。その種類の豊富さと安さに、滞在中毎日通って買い集めたくなる旅行者もいるほどです。
ただし、お土産物などのショップでは、街中の路面店よりも高い最初の言い値を提示されることが多々あります。「市場だから必ずしも安い」というわけではなく、現地の人とのコミュニケーションを楽しみながらの「価格交渉」が必須です。
また、ホイアンは「オーダーメイド天国」としても知られる街。市場の周辺や内部のテーラーでは、厚めの麻のワンピースや紳士用のパンツなどを自分サイズに仕立ててもらうことができます。生地を選んで採寸すれば、早ければ2日間程度で仕上げてくれるスピード感も魅力。あらかじめ希望のデザイン写真を用意して行けば、無数にある見本選びに迷う時間も省け、驚くほどスムーズにオーダーが可能です。
建物内のローカル食堂で「市場メシ」を体験
市場の建物の中央部には、その場で食事ができるフードコートのような屋台エリア(食堂)が広がっています。ホイアン名物の麺料理や、新鮮なフルーツを使ったスムージーなどを提供する小さな屋台がひしめき合っており、ローカルな熱量を感じながら食事を楽しむことができます。
朝一番に市場を訪れて温かい朝食をかきこみ、食後に購入したフルーツを頬張るのが、ホイアンツウの旅行者の過ごし方。綺麗に整えられたレストランでの食事も良いですが、地元民の話し声や鍋の音、飛び交うベトナム語に包まれながら味わう市場メシは、旅の記憶に深く刻まれる特別な体験になるはずです。
