北海道のガチすぎアジア・ベトナムスーパーの世界へようこそ
北海道内には、農業や水産加工業などに携わる技能実習生や、大学で学ぶ留学生として中長期滞在するベトナムをはじめとしたアジア出身者が年々増加しています。それに伴い、彼らの胃袋と日常を支える「ガチ」なアジア食材専門店・ベトナムスーパーが、札幌や帯広などの都市部でひそかな盛り上がりを見せています。
こうしたお店は、普通のスーパーでは絶対に手に入らない生パクチーやエシャロット、冷凍の丸鶏、豊富なチリソースやナンプラーが現地価格で手に入る宝庫です。今回は、現地の熱気と独特の香りがそのまま持ち込まれたような、ローカル感あふれるディープなスポットを厳選してご紹介します。日本にいながらにして東南アジアにトリップしたような感覚を、ぜひ味わってみてください。
HASU FOOD(アジア食品ASIAFOOD)
📍 住所:日本、〒064-0808 北海道札幌市中央区南8条西9丁目758-13号 CSK南8条 1F
札幌市の中島公園駅から徒歩圏内にある「HASU FOOD」は、札幌の語学学校の卒業生が立ち上げた、ベトナム食材に特化した食料品店です。近隣に住むベトナム人留学生や研修生がこぞって足を運ぶため、店内には現地の言葉が飛び交い、ローカルな熱気に包まれています。
棚にはフォーの乾麺やライスペーパー、日本では珍しい冷凍のベトナム唐辛子などがずらりと並び、冷蔵コーナーには新鮮な生パクチーが格安で置かれています。何より嬉しいのは、現地の雰囲気がムンムンでありながら、スタッフが流暢な日本語を話せること。「この調味料はどうやって使うの?」といった相談にも気さくに乗ってくれます。専用駐車場はないため、車で訪れる場合は近隣のコインパーキングを利用しましょう。
アジア食品楽市 北区店
📍 住所:日本、〒001-0015 北海道札幌市北区北15条西4丁目2−20 花豊ビル 1F
北海道大学のすぐ近くに位置し、多様な国籍の留学生たちで常に活気づいているのが「アジア食品楽市 北区店」です。ベトナムのみならず、中国、韓国、タイ、インドネシアなど、アジア各国の幅広い食材を取り扱う巨大なローカルスーパーとして絶大な支持を集めています。
店内には高く積まれた段ボールが並んでいますが、日替わりで在庫がゴッソリと減っていく様子から、圧倒的な回転率の高さが伺えます。本格的な塊肉や知らない冷凍フルーツ、さらには中秋節の月餅やガドガドソース、高麗人参といったマニアックな商品まで揃う一方で、商品には日本人向けの解説ポップが貼られているというホスピタリティも。1,000円のお買い物で1ポイント貯まるポイントカードもあり、リピーターになること間違いなしの一軒です。
Asian Mart Nishitomi
📍 住所:日本、〒080-2473 北海道帯広市西23条南1丁目57−1
帯広エリアで強烈な異国情緒を放つのが「Asian Mart Nishitomi」です。ドアを開けた瞬間に漂う東南アジア特有のスパイスとハーブの香りが、海外旅行で現地の市場に足を踏み入れたときのあのワクワク感(あるいは強烈なカルチャーショック)を呼び起こします。
帯広周辺の農家や工場で働くベトナム・タイ出身の人々にとってのオアシスであり、日曜日にはわざわざJRに乗って遠方から買い出しに訪れるグループもいるほど。タイミングが良ければ、ベトナム産のエシャロットや日本では珍しい生野菜に出会えることもあります。チリソース系の調味料の品揃えは圧巻で、辛いもの好きなら必ずチェックしておきたいスポットです。店舗前には2台分の駐車スペースが確保されています。
Viet Food Hokkaido
📍 住所:日本、〒064-0809 北海道札幌市中央区南9条西11丁目1−5 Stella911 E 号室 2F
札幌市中央区の商業ビル2階にひっそりと店を構える「Viet Food Hokkaido」は、知る人ぞ知る隠れ家的なベトナムスーパーです。入り口が少し分かりづらく、階段を登って左側にあるドアを開け、さらに左に進んだところに店舗があります。この少しディープなアプローチも、冒険心をくすぐるポイントです。
店内にはフォーの麺や各種調味料、現地で人気のお菓子やフルーツジュースが所狭しと並んでおり、他店ではなかなか見かけないようなニッチな商品も見つかります。高品質ながら低価格なラインナップが魅力で、店員さんの熱心で親切な接客態度も高く評価されています。まとめ買いをしたい中長期滞在者にとっても、心強い味方となるお店です。
ハノイフード
📍 住所:日本、〒080-0015 北海道帯広市西5条南21丁目2−3 2番地3
帯広市街地にある「ハノイフード」は、日常的にベトナムの味を求める地元民や移住者から愛されるローカル食材店です。店内に入ると、アジアの路地裏にある小さな商店を思わせる独特の香りが漂い、そのクセのある雰囲気が何度でも通いたくなる魅力に繋がっています。
新鮮な生パクチーが手に入る貴重なスポットであり、現地のスパイスや安価な肉類が豊富に揃っているため、自宅で本格的なベトナム料理に挑戦したいときには欠かせません。商品陳列の色合いや手書きの案内など、どこか無骨でローカル感溢れる見せ方も、現地の感性をそのまま輸入したかのようで刺激的です。
ローカルスーパーで買い物を楽しむためのTips
今回ご紹介したような「ガチ」なアジア・ベトナムスーパーを利用する際は、ちょっとした心構えと準備をしておくと、買い物がより楽しくなります。
まず、生鮮食品や巨大な塊肉、大容量の冷凍食品を購入する機会が多いため、大きめの保冷バッグを持参するのが鉄則です。現地の調味料はガラス瓶に入っていることも多く、エコバッグは丈夫なものを選びましょう。
また、商品の在庫状況はコンテナの到着や現地の行事(中秋節や旧正月など)によって劇的に変わります。「前回あったものが今回はない」ということも日常茶飯事ですが、その一期一会の出会いを楽しむのがローカルスーパーの醍醐味です。使い方や調理法が分からない未知の野菜やスパイスを見つけたら、勇気を出して店員さんに聞いてみてください。彼らは自分たちの国の食文化に興味を持ってもらえることをとても喜んでくれるはずです。
