はじめに
ゴールドコーストは美しいビーチとサーフカルチャーだけでなく、プラントベース・ヴィーガン文化が深く根付いている街です。健康志向のローカルや中長期の留学生を中心に、動物性食材を一切使わずに「本物の味」を超えるような料理を提供する名店が多数存在します。
今回は、旅行者はもちろん、ハラルやヴィーガンなど食事制限のある方、そして「とにかく美味しいものを食べたい」すべての人に強くおすすめできる、現地の熱量たっぷりな厳選レストラン&カフェを5店舗ご紹介します。
Tian Ran Vegetarian Restaurant
📍 住所:8/2468 Gold Coast Hwy, Mermaid Beach QLD 4218 オーストラリア
2000年のオープン以来、ゴールドコーストのマーメイドビーチで長年ローカルに愛され続けている本格アジア系ヴィーガンレストランです。「Tian Ran(天然)」という名の通り、自然素材を活かした料理が特徴で、大豆、きのこ、海藻などを巧みに使った代替肉料理のクオリティは界隈でも随一と評判です。
このお店の最大の魅力は、肉や乳製品を使わないだけでなく、五葷(ニンニク、玉ねぎなど)やMSG(化学調味料)も一切不使用という徹底した姿勢。ハラルやオリエンタルヴィーガン(素食)の方でも安心して食事を楽しめます。特に人気なのは「北京風スペアリブ」や「酢豚」を模したメニュー。肉食の方でも本物との違いが分からないほどジューシーで、満足感たっぷりの仕上がりです。また、「ハニーチキン」や「コンビネーションチャーハン」も外せない一品です。
店内はシンプルで清潔感があり、スタッフの接客も誠実で温かい雰囲気が漂います。他の中華料理にありがちな塩辛さや油っこさがなく、食後も胃もたれしないのが中長期滞在者にとっても嬉しいポイント。週末の夜などは混雑によって提供に時間がかかるケースもあるため、ゆったりと食事を楽しみたい方は早めの時間帯に訪れるのがローカル流のコツです。
Easy House Vegan Restaurant
📍 住所:8/90 Markeri St, Mermaid Waters QLD 4218 オーストラリア
マーメイドウォーターズの小さなショッピングモール内にひっそりと佇む、知る人ぞ知るヴィーガン飲茶と広東料理の名店です。一般的な飲茶はラードや動物性エキスが多く使われますが、ここではすべてが完全にプラントベース。10年以上にわたって通い続ける常連客も多く、地元民からの圧倒的な支持を得ています。
絶対に頼むべきローカルメニューは、カリッと香ばしい「大根餅」、ピリッとした旨味がたまらない「XOヌードル」、そして一口食べれば驚くほどジューシーな「ヴィーガン餃子」です。また、オーストラリア人の味覚に合わせてマイルドな辛さに調整された「酸辣湯」や、オイスターソースを使わずに深いコクを出した野菜炒めも絶品。どれも新鮮で生命力に溢れ、シェフの腕の高さがうかがえます。
家族経営ならではの温かいおもてなしと、手際の良さが作り出す心地よい空気が店内に満ちています。一般的な飲茶を食べた後に胃もたれしてしまう方でも、ここの料理なら安心してお腹いっぱい楽しめます。飲茶メニューは色々な小皿をシェアするスタイルにぴったりなので、友人や家族と複数人で訪れるのがおすすめです。
Blossoming Lotus
📍 住所:shop 4/3106 Surfers Paradise Blvd, Surfers Paradise QLD 4217 オーストラリア
観光の中心地であるサーファーズパラダイスに位置する、100%植物性の本格タイ料理レストラン。旅行中、「オーストラリアらしいカフェ飯だけでなく、スパイスの効いたアジア料理が食べたい」と思ったときに真っ先に駆け込みたい一軒です。
このお店の強みは、タイ料理ならではの豊かな風味と食感を、動物性食材を一切使わずに再現している点です。ランチタイムにはお得なプレートメニュー(約12ドル〜)が用意されており、物価の高いゴールドコーストにおいて手軽に本格的な味が楽しめます。シャキシャキとした食感と爽やかな辛さが癖になる「ソムタム(パパイヤサラダ)」や、もちもちの平打ち麺が美味しい「パッシーユー(タイ風炒め麺)」は、ぜひ試していただきたい人気メニューです。
立地柄、観光客も多いですが、地元民が普段使いのランチやディナーとしてリピートするほど味は折り紙付き。辛さの調整やグルテンフリーの対応も柔軟に行ってくれるため、食事制限がある方も安心してオーダーできます。サーファーズパラダイスのビーチを楽しんだ後は、ここでスパイスの効いたタイ料理とスムージーを堪能してみてはいかがでしょうか。
The Milkman’s Daughter
📍 住所:2/43 Alfred St, Mermaid Beach QLD 4218 オーストラリア
マーメイドビーチエリアで、ひときわ洗練された空気感を放つベジタリアン・ヴィーガンカフェ。「Nourish, relax, be mindful, repeat(栄養を与え、リラックスし、マインドフルになり、それを繰り返す)」というコンセプトのもと、心と身体が喜ぶメニューを提供しています。
店内は真っ白なアーチ状のプライベートブースや、緑豊かな植物、籐の家具が配され、つい長居したくなるようなリラックス空間。名物の「レモンリコッタパンケーキ」は、爽やかな柑橘の香りとリコッタチーズのクリーミーさが絶妙なバランスで、重たすぎずペロリと食べられる一皿です(ヴィーガン変更も可能)。また、「シトラスキヌアポリッジ」や「ファーマーズブレックファースト」など、健康的でありながら満足感のある朝食メニューが充実しています。
オーガニック品評会で金賞を受賞した豆を使った濃厚なコーヒーや、シナモンがたっぷり入った甘さ控えめの「チャイラテ」など、ドリンク類も非常にハイレベル。週末のブランチタイムは地元のオシャレなローカルたちで混雑するため、少し早起きして朝日を浴びながら優雅な時間を過ごすのがベストな楽しみ方です。
Doko Demo V
📍 住所:2/2 Sunlight Dr, Burleigh Waters QLD 4220 オーストラリア
バーレーウォーターズにある「Doko Demo V」は、その名の通り「世界中のどこにでもある美味しい料理」を100%ヴィーガンで提供するという、ユニークで革新的なダイニングカフェです。高級ホテルでの経験を持つ凄腕シェフが手がけるメニューは、和洋中・東南アジアの垣根を越えた驚きのラインナップを誇ります。
メニューを開くと、イカの塩コショウ炒め風、マグロの刺身風、お好み焼き、バターチキンカレー、そしてボリューム満点のハンバーガーまで、信じられないほど多彩な料理が並びますが、これらはすべて植物由来の食材で作られています。特に代替肉や大豆タンパクを使った「照り焼きチキンのポキボウル」や、食感に驚く「ライオンのたてがみ茸(ヤマブシタケ)」の料理は、ヴィーガンであることを忘れてしまうほどのクオリティと食べ応えです。
広々とした駐車場を完備し、竹のフェンスや茅葺きのディテールが施された広大なテラス席は、南国リゾート感たっぷり。一人でのんびりとカフェ利用するのも良し、家族や友人と色々な料理をシェアしてワイワイ楽しむのも良し。一皿のボリュームがかなり多いため、お腹を極限まで空かせて行くことを強くおすすめします。
ゴールドコーストでヴィーガンを楽しむための心得
ゴールドコーストは、オーストラリア国内でも有数の「ヘルシーコンシャス」な街です。スーパーマーケットの棚には植物由来の代替品がズラリと並び、ほとんどのカフェやレストランでヴィーガンやグルテンフリーのオプションが当たり前のように用意されています。
今回ご紹介したような「100%植物性」を掲げる専門店では、単に肉を抜いただけでなく、「いかに美味しく、楽しく食べられるか」という点に並々ならぬ情熱が注がれています。だからこそ、普段はお肉を食べるという方にとっても、我慢の食事ではなく、新しい食の体験として存分に楽しめるはずです。
人気店は週末のランチやディナータイムに混雑することが多いため、確実に席を確保したい場合は事前の予約やピークタイムを外した来店を心がけましょう。また、オーストラリアの飲食店ではスタッフとのカジュアルな会話も楽しみの一つ。「おすすめは何?」「辛さを控えめにできる?」など、気軽に相談しながら、あなただけの最高のローカルグルメを見つけてくださいね。
