茨城に根付くディープな多国籍コミュニティの台所へ
茨城県には、技能実習生や留学生、長く定住する多国籍な人々が独自のコミュニティを築いており、それに伴って「本国そのままの熱量」を持つローカルスーパーが各地に点在しています。
日本の一般的なスーパーでは絶対に手に入らないマニアックなスパイス、謎の冷凍肉、そして現地の言葉が飛び交う店内。そこはまさに、パスポートのいらない小旅行を楽しめるディープスポットです。
今回は、美味しいアジア料理を作りたい中長期滞在者から、現地のリアルな空気を味わいたいローカル志向の日本人まで、絶対に満足できる茨城県内の「ガチ」なベトナムスーパー&アジアンマートを厳選して紹介します。
MIN MART
📍 住所:日本、〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町567
大洗町にある「MIN MART」は、インドネシアの食材や日用品を豊富に扱う、地元に密着したアットホームな小規模スーパーです。店内は決して広くありませんが、棚にはインドネシア特有の甘い香りが特徴的な「スーリヤタバコ(丁子タバコ)」や、現地の調味料がズラリと並んでいます。
このお店の最大の魅力は、情に厚い店長の人柄です。過去には、日本に来たばかりで洗濯機が動かず途方に暮れていた外国人のために、急いで部品を取りに行き、なんと無料で修理してあげたという感動的なエピソードが口コミに寄せられているほど。単なる物販店という枠を超え、異国で暮らす人々の不安を和らげるセーフティネットのような役割を果たしています。
茨城ベトナム市場
📍 住所:日本、〒308-0031 茨城県筑西市丙220−13
筑西市にある「茨城ベトナム市場」は、その名の通りベトナムの市場をそのまま持ってきたような活気あふれるスポットです。新鮮な野菜から肉類まで、自炊に欠かせない多種多様な生鮮食品が手頃な価格で手に入ります。
併設されたレストランメニューも充実しており、本格的なベトナム料理を味わえると大人気。さらに、駅から施設までの送迎サービスまで用意されることがあるなど、ホスピタリティの高さも伺えます。ただし、東南アジアのローカル店ならではの「ゆるさ」もあり、時折レジでの計算間違いが発生することも。会計時には自分でも金額をチェックしておくのが、現地さながらの買い物を楽しむリアルなコツです。
水戸アジア物産 えん
📍 住所:日本、〒310-0803 茨城県水戸市城南2丁目11−22
水戸駅から徒歩10分の城南エリアにひっそりと佇む、かなりマニアックなアジアン物産店。中国の食材を中心に、台湾、インドネシア、さらにはインドの食材まで、アジア各国の食文化がカオスに混ざり合っています。
店内は人がすれ違うのもやっとという狭さですが、塩漬け卵(ソルティッドエッグ)や、インドの屋台スナック「パニプリ」のキットなど、ネット通販よりも安く手に入る珍しいアイテムの宝庫です。「初めて入るには勇気がいる」という声もありますが、優しい店主が迎えてくれます。支払いは「現金のみ」である点と、駐車場が狭い点には注意して訪問してください。
Thực phẩm Việt Mito(Viet_Foods)
📍 住所:エールハイツ IbarakiMitoSakuragawa, 2丁目-5-6 桜川 水戸市 茨城県 310-0801 日本
水戸駅南口の桜川エリア、「エールハイツ」というマンションの一角に存在する知る人ぞ知るベトナム食材店。SNSやネット上にもほとんど情報が出回っていない、極めてローカル度の高い秘密基地のようなスポットです。
主に周辺に住むベトナム人留学生や実習生たちが日々の自炊のために通っており、本場のヌックマム(ナンプラー)やインスタント麺、レトルト食材などが揃っています。日本の商業化されたスーパーとは全く違う、飾らないリアルなベトナムの生活空間を垣間見ることができます。
Supreme Asian Mart Mito
📍 住所:日本、〒310-0011 茨城県水戸市三の丸3丁目1−4
水戸市三の丸にある、食料品や日用品を扱うアジアンマート。このお店の面白いところは、「Supreme」という店名から、世界的ストリートアパレルブランドの店舗だと勘違いする人が後を絶たない点です。口コミには「新作のBox Logoが買えて最高!」といったユーモアあふれるネタ投稿が寄せられ、一部でカルト的な知名度を誇っています。
しかし実際の店舗は、安価で質の高い食料品が手に入る非常に実用的なお店。留学生の生活を支えるライフラインとして、真面目に営業を続けています。水戸駅北口からアクセスしやすい場所にあるため、アジアの香辛料やお菓子を探しにふらっと立ち寄るのに最適です。
ローカルスーパーでの買い物を120%楽しむためのTips
今回紹介したようなガチなアジアンスーパーでは、一般的な日本のチェーンスーパーとは異なるローカルルールが存在します。まず第一に、キャッシュレス決済に対応していない店舗が多いため、必ず「現金」を多めに持参すること。また、パッケージに日本語の成分表記がない直輸入商品も多いため、スマートフォンのカメラ翻訳機能が大活躍します。
一見すると店員さんが素っ気なく感じることもあるかもしれませんが、それは単に接客スタイルが日本と違うだけ。現地の言葉で挨拶をしてみたり、おすすめの調理法を聞いたりすると、とてもフレンドリーに教えてくれることがほとんどです。ぜひ、茨城県内のディープなローカルスポットで、刺激的なお買い物を楽しんでみてください。
