南米コロンビアの第二の都市、メデジン。伝統的なコロンビア料理といえば、お肉やチーズ、揚げ物をふんだんに使うイメージが強いですが、実は今、中長期滞在者や健康志向の現地ローカルの間で「ヴィーガン&ベジタリアン」シーンが大きな盛り上がりを見せています。
特にデジタルノマドが集う活気ある「エル・ポブラド(El Poblado)」や、緑豊かで落ち着いた「ラウレレス(Laureles)」地区には、驚くほどクオリティの高いヴィーガンレストランが密集しています。本記事では、100%植物由来でありながら「ノンヴィーガンでも感動する」美味しさを誇り、現地のリアルな空気感や熱量を存分に味わえるおすすめスポット5軒を厳選してご紹介します。
Vegan & Veggie
📍 住所:Cl. 12 #43D 109, El Poblado, Medellín, El Poblado, Medellín, Antioquia, コロンビア
本格的なコロンビアの郷土料理を100%植物由来で楽しみたいなら、エル・ポブラド地区にあるこちらのお店が外せません。店内はいつも、現地の健康志向の若者や留学生、ヘルシーな食事を求める旅行者で賑わっています。
絶対に頼むべきは「カズエリタ・パイサ(カズエラ・デ・フリホーレス)」。コロンビアの伝統的な豆のシチューで、新鮮なアボカドやヴィーガン仕様のチチャロン(本来は豚の揚げ物)など、驚くほど多彩な食感が一つのお皿の上で楽しめます。お皿を舐めてしまいたくなるほどの奥深い味わいと評判です。
多国籍料理のメニューも充実しており、自家製ピーナッツソースが決め手のスプリングロールや、食べ応え抜群の「ラ・ベラ・バーガー」、焼きたてトルティーヤのタキートなども大人気。爽やかな自家製ジンジャーコンブチャとのペアリングで、至福のランチタイムを過ごすことができます。
Coraje Vegan
📍 住所:Cra 43D #13 17, Poblado, Medellín, El Poblado, Medellín, Antioquia, コロンビア
エル・ポブラド地区の裏通りに佇む、小さくてアットホームな雰囲気が魅力の隠れ家的ヴィーガンレストランです。席数が限られているため、少人数での静かなディナーや、ゆったりとしたランチを過ごしたい方に最適です。
メニューは、南米ならではのソウルフードを見事にヴィーガン仕様にアレンジしたものが中心。「チョリソー」のホットドッグやチョリパン、アレパなどは、本物の肉のようなスモーキーさとスパイスが効いており、ノンヴィーガンすら唸る美味しさです。なめらかで風味豊かなクリーム豆腐ディップも、必ず試してほしい一品です。
この店の最大の魅力は、スタッフによる一人ひとりの客に寄り添ったプロフェッショナルな接客です。まるで名作映画『バベットの晩餐会』のように、深い愛情を込めて作られた料理が、丁寧なホスピタリティとともに提供されます。心も体も満たされる、温かい食体験ができるはずです。
Las Veganas Restaurant
📍 住所:Tv. 35A #66a-73, Laureles – Estadio, Medellín, Laureles, Medellín, Antioquia, コロンビア
デジタルノマドや中長期滞在者に愛されるラウレレス地区。その静かな通りにあるのが、まるで現地の友人宅に招かれたような居心地の良さを誇る「Las Veganas Restaurant」です。メデジン特有の爽やかな気候を感じられるテラス席での食事は、最高のリフレッシュになります。
ここに来たら外せないのが、コロンビアを代表する超ボリューミーな郷土料理「バンデハ・パイサ」やタマルのヴィーガン版。また、スープ、ご飯のプレート、フレッシュジュース、デザートがセットになった「日替わりランチ(Menu del Dia)」は22,000COP程度と非常にリーズナブル。毎日通いたくなるシンプルで優しい味わいが特徴です。
オーナーのヨガさんによる愛情あふれるおもてなしが、この空間をさらに特別なものにしています。店内には小さなショップも併設されており、手作りクッキーなどのヘルシーなお土産を買うのにもぴったりです。英語を話せるスタッフがいることも多く、旅行者でも安心して注文が可能です。
Shottas Medellín Vegan Food
📍 住所:Cl. 34 #66b-81, Laureles – Estadio, Medellín, Laureles, Medellín, Antioquia, コロンビア
「コロンビアのストリートフードをヴィーガンで!」という情熱的なコンセプトを掲げ、ラウレレス地区で究極のローカルバイブスを放つ大人気店です。ジャンクでガッツリとした味わいを求める方にはまさに天国のような場所です。
注文を受けてから熱々で提供される「ランチェーラ」のエンパナーダや、本物のお肉と見紛うヴィーガンホットドッグは感動必至。さらに、2026年のヴィーガンバーガーフェストで注目を集めた「クリーミーファンキーバーガー」は、甘いプランテン(調理用バナナ)、ルッコラ、濃厚なチェダー風味のヴィーガンチーズのバランスが絶品です。各料理に添えられるハラペーニョのアヒやワカモレなどの特製ソースが、料理のポテンシャルを極限まで引き上げます。
テラス席では、レゲエやラテン音楽をBGMにビールを飲みながらカードゲームの「UNO」で遊ぶ地元グループの姿も見られ、メデジンのリアルな日常に溶け込める空間です。品切れのドリンクをわざわざ店外へ買いに行ってくれるほど、スタッフのホスピタリティと動物愛護への真摯な思いが詰まった名店です。
Real Vegetal
📍 住所:Cra. 42 #08 43, El Poblado, Medellín, El Poblado, Medellín, Antioquia, コロンビア
エル・ポブラド地区で、少し洗練された上質な植物由来のダイニング体験をしたいなら、ここがベストチョイスです。店内は落ち着いたトーンでまとめられており、友人とのディナーやデートにも最適な空間です。
メニューは、色々な味を少しずつ楽しめる「タパス(小皿)」サイズが中心。オイスターマッシュルームのタコス、カリッとホクホクに揚げられたポテトに濃厚な植物性クリームチーズを合わせた「パパス・コン・ケソ・クレマ」、そして絶品のラザニアなど、世界各国のエッセンスを取り入れた料理が並びます。2人で訪れるなら、3〜4品を注文してシェアするのがおすすめのスタイルです。
この店を世界トップクラスの体験にしているのは、マティウスさんとベタニアさんをはじめとするスタッフの圧倒的なホスピタリティ。辛いものが好きな客の好みを覚えていて、頼む前にチリソースを運んできてくれるなど、細やかな気配りが光ります。スペイン語が分からなくても、翻訳アプリと彼らの持ち前の温かさで自然にコミュニケーションが取れるため、初めての滞在でも心からくつろぐことができます。
メデジンでヴィーガングルメを満喫するための現地Tips
メデジン、特にエル・ポブラドやラウレレスといったエリアは、南米の中でも急速にヴィーガン・ベジタリアン文化が浸透している地域です。旅行者やデジタルノマド、留学生、そして健康意識の高い地元の人々が交差することで、多様な食文化が育まれています。
コロンビアの食文化を語る上で欠かせないのが、ランチタイムに提供される「Menu del Dia(日替わり定食)」です。多くのヴィーガンレストランでも、スープ、メインディッシュ、フレッシュジュースがセットになったお得な日替わりランチが用意されています。現地の人はお昼に一番ボリュームのある食事をとる傾向があるため、12時から14時のピークタイムはどの店も混雑しがちです。少し時間をずらして訪問するか、現地の活気ある雰囲気を楽しむつもりで訪れるのが良いでしょう。
また、コロンビア料理は本来、お肉やチーズ、揚げ物が中心ですが、今回ご紹介したお店ではそれらを豆腐やキノコ、豆類などで見事に代替しています。メニュー選びに迷ったら、スタッフに「おすすめは何ですか?(¿Qué me recomiendas? / ケ・メ・レコミエンダス?)」と尋ねてみてください。コロンビアの人々は非常にフレンドリーで親切なので、言葉の壁を越えて素晴らしいローカルフード体験をサポートしてくれるはずです。
