近年、名古屋市内を歩いているとベトナムの食材や雑貨を扱う「ベトナムスーパー」を見かける機会がぐっと増えました。日本の一般的なスーパーでは手に入らない珍しい調味料、ダイナミックな冷凍肉、新鮮なハーブ類が所狭しと並ぶ店内は、一歩足を踏み入れればそこはもう東南アジアです。
今回は、現地の味を自宅で再現したい中長期滞在者・留学生や、ディープな食文化を探求したい地元人に向けて、名古屋エリアで「本当に使える・面白い」ベトナムスーパーを厳選してご紹介します。単なる食材店という枠を超え、現地のコミュニティの熱量を感じられるリアルなスポットばかりです。週末の買い物が、ちょっとした海外旅行に変わりますよ!
SAN PHAM VIET NAGOYA (SANPHAMVIET NAGOYA , ベトナム食品専門店 名古屋支店)Sản Phẩm Việt Nagoya
📍 住所:日本、〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須1丁目17−14
ショッピングや食べ歩きで賑わう大須エリアに位置するこの店舗は、近代的なシステムと圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。店内は商品が選びやすいよう整然と並べられており、日本のアジアンスーパーによくある雑多な雰囲気とは一線を画しています。
最大の特徴は、監視カメラ完備のもと導入されている無人の「セルフレジ決済システム」です。現地の人々や留学生にとっては、言葉の壁を気にせずスピーディーに買い物ができるため非常に便利。ただし、パッケージや肉の部位は日本人向けにローカライズされておらずベトナム語表記のままなので、翻訳アプリを使いながらのお買い物が必須となります。
食材の新鮮さと安さには定評があり、「食べ物が新鮮で信じられないほど美味しい」と現地人も太鼓判を押すクオリティ。大須散策のついでに、ふらっと立ち寄って現地の空気を味わうのに最適なスポットです。
ニュウカン・クァン
📍 住所:日本、〒455-0064 愛知県名古屋市港区higashi donkocho, 1丁目18
地下鉄の東海通駅や、名古屋出入国在留管理局(通称:入管)のすぐ近くに位置する、ローカル度100%の食材店。店名の「ニュウカン」は、まさにその立地から名付けられたようです。手続き帰りのベトナム人が続々と訪れるため、店内は常に母国語が飛び交う活気に満ちています。
広くはない室内に商品がびっしりと並べられており、特に現地の人がこぞって買っていくのが「野菜」。日本のスーパーよりも圧倒的に安く手に入ると評判です。また、中央の冷凍庫には日本で見かけないカットの肉や魚が積まれており、現地さながらの品揃えを誇ります。
使い方のわからない商品があれば、笑顔の素敵な女性スタッフが対応してくれます。もし彼女が日本語でうまく説明できない時は、居合わせたベトナム人のお客さんが通訳して助けてくれるという、下町のような温かい交流が生まれるのもこのお店ならでは。おすすめのベトナムコーヒー(G7など)や、発酵ソーセージ「ネムチュア」を買って帰れば、自宅で本格的なベトナム時間を楽しめます。
Thực Phẩm Việt Bình Minh (Chợ Việt Minami)
📍 住所:日本、〒457-0039 愛知県名古屋市南区西桜町56 カネ八ビル 1F
「アジアン食材店は入りづらい…」と躊躇している日本人や初心者の方に、真っ先におすすめしたいのが南区にあるこちらのお店。こぢんまりとした空間に東南アジアのさまざまな調味料や食材が並んでいますが、何よりも素晴らしいのはスタッフの圧倒的なホスピタリティです。
商品ポップに日本語表記がなくても、流暢な日本語を話す親切な店員さんが「何かお探しですか?」と丁寧に声をかけてくれ、調理方法まで教えてくれます。フォーの材料探しはもちろん、レモングラスやこぶみかんの葉など、タイ料理の代用食材を探している自炊派の地元民にとっても心強い味方です。
店内に漂うハーブやスパイスの独特な香りは、まさに現地そのもの。日本ではなかなかお目にかかれない珍しいハーブや魚を眺めているだけでもワクワクします。PayPay決済にも対応しており、スマートに買い物ができるのも嬉しいポイントです。
THAI DUONG MART
📍 住所:日本、〒464-0075 愛知県名古屋市千種区内山3丁目11−19 アダチビル
今池駅からほど近い場所にある、マニアックな食材の宝庫。店名に「THAI」とありますが、これはベトナム語で「太陽」を意味し、実際はベトナム食材が主役のお店です。間口は狭いものの奥に長い店内には、お菓子、米麺、調味料類がギッシリと詰まっています。
特筆すべきはそのディープな品揃え。驚くほど割安な「玄米ビーフン(ブン)」や、強烈な旨味を放つエビペースト「マムルオック」といった通好みの調味料が揃います。さらに奥の冷凍庫には、豚肉や牛肉の他に、ティラピア、雷魚、なんとカエルや焼きアヒルまで鎮座しており、現地の食文化の奥深さを見せつけられます。
そして、絶対にチェックしてほしいのが冷蔵庫にそっと置かれている手作りの「チェー(ベトナム風ぜんざい)」。フルーツティーとともに日本人好みの絶妙な甘さで、「あまり人にバレたくない」と口コミで囁かれるほどの隠れた名品です。ディープな食材探検の締めくくりに、ぜひスイーツを手に入れてみてください。
コラム:ベトナムスーパーで失敗しない!買い物のコツ
ベトナムスーパーは、日本にいながら異国情緒を味わえる最高のスポットですが、見慣れない食材に戸惑うことも多いはず。そこで、中長期滞在者や料理好きの地元人が実践している買い物のコツを伝授します。
1. スマートフォンの「翻訳アプリ」をフル活用する
パッケージに日本語がないことも多く、特に肉の部位(豚の血、腸など)は表記がベトナム語のみのケースが多々あります。カメラのリアルタイム翻訳機能を使いながら謎の食材を解読していくのは、まるで宝探しのようなエンターテインメントです。
2. スイーツとコーヒーから攻める
料理のハードルが高いと感じる方は、まずは手軽なものから試してみましょう。「G7」などの濃厚なベトナムコーヒーや、レジ横・冷蔵庫にある自家製スイーツ(チェーなど)は、現地そのままの味で絶品であることが多いです。見つけたら即買いをおすすめします。
3. 万能調味料「サテトム」と「マムルオック」を手に入れる
エビの旨味が詰まったベトナム版の食べるラー油「サテトム」や、炒め物にコクを出すエビペースト「マムルオック」は、いつもの日本の食卓を一気に東南アジアへ変えてくれる魔法の調味料です。スーパーに行ったらぜひ探してみてください。
