メキシコのカリブ海沿いに位置するリゾート地、プラヤ・デル・カルメン。実は近年、健康志向の中長期滞在者やデジタルノマドが集まり、世界でも有数の「ヴィーガン・フレンドリーな街」として独自の進化を遂げています。
「本場のメキシコ料理を食べたいけれど、お肉や動物性食材は避けたい」「食事制限があっても、現地のローカルな雰囲気を味わいたい」という方のために、旅行者はもちろん、地元民にも熱烈に愛されるヴィーガングルメスポットを5つ厳選しました。圧倒的なコスパを誇るタコス屋台から、洗練された多国籍料理まで、プラヤ・デル・カルメンのディープな食の魅力をお届けします。
Plantivoros
📍 住所:calle 14 Nte bis entre Av 35 y 40, 35 Av. Nte 1457, Gonzalo Guerrero, 77710 Playa del Carmen, Q.R., メキシコ
プラヤ・デル・カルメンで「本格的なヴィーガン・メキシコ料理」を探しているなら、絶対に外せないのがこの「Plantivoros(プランティボロス)」です。中心地の喧騒から少し離れたローカルな住宅街に位置し、色鮮やかな壁画とオープンエアのパラパ(茅葺き屋根)が、メキシコらしい居心地の良いリラックス空間を演出しています。
完全ヴィーガンレストランでありながら、肉好きの地元民をも唸らせる濃厚な味付けが特徴です。絶対に頼むべきローカルメニューは「バルバコア・ブリトー」。新鮮な食材と、独自に配合されたスパイスの絶妙な風味がたまりません。他にも、パストール(メキシコ風のスパイス漬け肉風)、チョリソ、さらにはユニークな「KFC風タコス」まで、メキシコの伝統料理を見事なプラントベースで再現しています。
エンパナーダや、メキシコ風ピザと称される「フラウタ」など、シェアしやすいメニューも豊富。また、一部アジアンテイストを取り入れたメニューがあるなど、長期滞在で連日通っても飽きが来ない工夫がされています。突然のスコールに降られた際も、フレンドリーなスタッフとの会話を楽しみながら雨宿りをするのに最適な、温かいアットホームな名店です。
Peace & Bowl.
📍 住所:Calle 30 Nte entre Av 25 y Av, Gonzalo Guerrero, 77720 Playa del Carmen, Q.R., メキシコ
「Peace & Bowl.」は、旅行者から長期滞在のノマドワーカーまで、多国籍な人々が交差する活気あるヴィーガン・カフェです。緑あふれる開放的な屋外スペースには扇風機が設置されており、メキシコの熱気を感じながらも快適に過ごせる工夫がされています。Wi-Fiも完備されているため、朝食を食べながら仕事をする留学生やノマドの姿もよく見かけます。
おすすめは、甘くてジューシーなトロピカルフルーツと、カリカリの自家製グラノーラがたっぷり乗ったスムージーボウル。色鮮やかなビジュアルで、1日のエネルギーチャージにぴったりです。また、ランチタイムには「ビーツのフムス」や、ボリューム満点の「ヴィーガンプラッター」も大人気。決して味気ない健康食ではなく、スパイスやハーブが効いた満足度の高い一皿が提供されます。
注文時のローカルなコツとして、メキシコ特有の「ゆるい時間の流れ」を理解しておくことが大切です。混雑時には提供までに時間がかかったり、夕食時に前菜とメインが同時に運ばれてきたりすることもあります。また、オフシーズンにはGoogleマップの営業時間よりも早く閉まってしまうことがあるため、夕方以降に訪問する際は、明るいうちに早めに足を運ぶのが現地流の立ち回りです。
Coral Vegan Pizza
📍 住所:Calle 10 Norte con Avenida 20 Norte Playa, Centro, 77710 Playa del Carmen, Q.R., メキシコ
地元のアーティストや屋台が並ぶローカルマーケットのすぐそばに店を構える「Coral Vegan Pizza」。店名からはピザ専門店を連想させますが、実はメキシコの伝統的なペイストリー「エンパナーダ」の種類の豊富さでも群を抜いています。
ここの最大の特徴は、ヴィーガンチーズやサラミなどの具材がすべて手作りであること。動物や地球環境への深い愛情がコンセプトにあり、「Humans 4 Reefs」というサンゴ礁の再生プロジェクトも支援しています。ピザは種類が多くて迷ってしまいますが、親切なオーナーにお願いすれば「ハーフ&ハーフ」での注文も快く引き受けてくれます。特におすすめのフレーバーは「プリマヴェーラ・カリベーニャ」と「メクサ」。生地はサクサクで、ヴィーガンであることを忘れてしまうほどのコクと旨味があります。
もう一つの名物である大ぶりのエンパナーダは、生地の表面にフレーバーの略称が刻印されているという細やかな仕事ぶりが光ります。店内は素敵なアートワークと心地よい音楽に包まれており、食べきれなかった分は持ち帰り用ボックスに入れてくれるなど、ホスピタリティも抜群です。
SALVEI vegan concept
📍 住所:5 Av. between 42, and 44 street, Zazil-ha, 77720 Playa del Carmen, Q.R., メキシコ
「SALVEI vegan concept」は、プラヤ・デル・カルメンの中心地である5番街周辺に位置する、洗練された多国籍ヴィーガンレストランです。エアコンが効いた涼しい店内と、風通しの良い日陰のテラス席があり、ペット同伴での利用も可能です。
タイのパッタイ、インド料理、メキシコのチラキレス、さらには「レインボー寿司」やカルボナーラなど、世界中の料理を見事なクオリティでヴィーガン仕様にアレンジしています。中でも注目は、手作りの「プランティボロバーガー」。市販の代替肉パティを使わず、ヘルシーな自家製パティを使用しているため、小さな子ども連れや健康に気を遣う滞在者からも絶大な支持を得ています。
少し値段は高めの設定ですが、使用している食材の質の高さや、成分表示がクリアでアレルギー対応(グルテンフリー等)にも柔軟に応えてくれる安心感を考えれば、十分にその価値があります。朝食にはメキシコの定番「モレ・チラキレス」、夕食にはボリューム満点のパスタや風味豊かなマッシュルームスープを頼むのが、常連客の鉄板コースです。
El Bajón Vegano P.D.C.
📍 住所:Calle 34 Nte entre avenida 20 y 30 norte, Tohoku, Gonzalo Guerrero, 77720 Playa del Carmen, Q.R., メキシコ
長期滞在者や現地のバックパッカーから「プラヤで最もコスパが高い」と熱烈な支持を受けているのが「El Bajón Vegano P.D.C.」です。なんと、タコス1個がたったの25ペソという驚愕のローカル価格。高級化が進む周辺のヴィーガンレストラン事情の中で、この価格帯で高品質な料理を提供し続けているのは奇跡と言えます。
オーナー自身が才能あふれるシェフであり動物愛護活動家。提供されるヴィーガンプロテイン(代替肉)はすべて自家製かつ完全に脂肪分ゼロというこだわりぶりです。中でも、高タンパクな「セイタンタコス」や、パイナップルの甘みとスパイスが絡み合う「アルパストールタコス」は絶品。筋トレ中の滞在者にとっても、罪悪感なくタンパク質を補給できる最高のスポットです。
注文のスタイルもユニークで、便利なバーカウンターに並べられた多彩なサルサや新鮮なトッピング野菜を、自分の好きなだけ乗せることができます。センスの良い音楽が流れるクールでゆったりとした空間は、ヴィーガン・ノンヴィーガン問わず、思わず毎晩通いたくなる中毒性を持っています。
プラヤ・デル・カルメンでヴィーガンライフを楽しむためのローカルTips
プラヤ・デル・カルメンは、メキシコの中でも特にプラントベース文化が根付いている街です。街を歩けば、オーガニックショップやヨガスタジオが点在し、ノンヴィーガンのレストランでも「Sin Queso(チーズ抜き)」や「Sin Carne(肉抜き)」のオーダーに慣れているスタッフが多いのが特徴です。
一方で、メキシコ特有の注意点もあります。個人経営のローカル店舗では、仕入れの状況やオフシーズンの影響により、Googleマップに記載されている営業時間通りに開いていないことが日常茶飯事です。お目当ての店に行く場合は、SNS等で最新の発信をチェックするか、代替案(プランB)のレストランを近くに見つけておく余裕を持つと、ストレスなく滞在を楽しめます。
また、食事制限やハラル対応を求める旅行者にとって、成分が不透明な屋台飯は少しハードルが高いかもしれませんが、今回紹介したようなヴィーガン専門のタコス屋やレストランを活用することで、現地の食文化の熱量を100%安全に楽しむことができます。ぜひ、カリブ海の風を感じながら、美味しく健康的なメキシコ滞在を満喫してください。
